飲んだお酒の純アルコール量や、アルコールが消失するまでの時間を計算してみましょう。また、スクリーニングテストで、現在の飲酒習慣をチェックし、適量を心がけましょう。
現在の飲酒習慣が適切か、健康への被害や日常生活への影響が出るほど問題があるのか、AUDIT(The Alcohol Use Disorders Identification Test)というスクリーニングテストで、チェックしましょう。
全部で10項目の設問から成り、各項目の合計点(最大40点)で飲酒問題の程度を評価します。AUDITの区分点は集団の特性や目的に応じて決めることができますが、特定保健指導※1で用いられている「標準的な健診・保健指導プログラム(改訂版)」では、問題飲酒者としてAUDIT8点~14点を減酒指導の対象とし、それ以上の点数を有する者については、依存症疑いとしており、依存症専門医療機関受診の目安としています。
※1 特定保健指導とは
生活習慣病の発症リスクが高く、生活習慣の改善による生活習慣病の予防効果が多く期待できる方に対して、専門スタッフ(保健師、管理栄養士など)が生活習慣を見直すサポートをします。(出典:厚生労働省HP)
以下の1〜10までの質問で、最も近い回答にチェックしてください。
1.あなたはアルコール含有飲料をどのくらいの頻度で飲みますか?
2.飲酒するときは通常、純アルコール換算でどのくらいの量を飲みますか?
※純アルコール量が選択肢に当てはまらない場合は、近いものを選んでください。
ビール中びん1本(500ml)=20g、日本酒1合(180ml)=22g、ウイスキーダブル(60ml)=20g、焼酎(25度)1合(180ml)=36g、ワイン1杯(120ml)=12g