年度別活動報告

2013年からスタートした第2ステージ（復興に向けたソフト支援）では、「生産から食卓までの支援」をめざし、農作物のブランド育成支援・6次産業化に向けた販路拡大支援、将来にわたる担い手・リーダー育成支援などを展開し、2014年12月までに8億円（39案件）の支援に取り組みました。いずれも公益社団法人日本フィランソロピー協会の協力のもと助成しました。将来にわたる担い手・リーダー育成支援としては、2013年4月から支援している「東北復興・農業トレーニングセンタープロジェクト」が2年目を迎え、「農業経営者リーダーズネットワークin東北」（農業経営者　30名）」と、「復興プロデューサーカリキュラムin 東京」（参加者44名）の2つのプログラムを開設し、引き続き被災地域の活性化と新しい地域の農業ビジネスの創出に取り組んでいます。

2013年からスタートした第2ステージ（復興に向けたソフト支援）では、岩手県、宮城県、福島県の水産業関係者を対象に、生産支援だけでなく、水産物のブランド育成支援、6次産業化に向けた販路拡大支援、将来にわたる担い手・リーダー育成支援などを展開しています。岩手県、宮城県については、2014年12月までに、約8.5億円（33案件）の支援に取り組みました。いずれも公益社団法人日本財団の協力のもと助成しました。一般社団法人東の食の会が行う水産業の人材育成プログラム「三陸フィッシャーマンズ・キャンプ」では、公益財団法人日本財団の協力のもと支援を行い、協働で取り組んでいます。

岩手県、宮城県、福島県の被災した農業高校および農業科の高校生を対象に、返還義務のない月額3万円の奨学金を給付しました。2011年10月から2014年3月までに21校、延べ1,770名（岩手県23名、宮城県737名、福島県1,010名）の高校生が受給し、就学や資格取得費用などに役立てられました。

2014年は「キリン絆プロジェクト」の一環として、福島県相馬市と岩手県花巻市、埼玉県大宮市にて「コバケンとその仲間たちオーケストラ」の公演を計3回開催致しました。相馬公演と大宮公演は全席を無料で開催し、被災した方々や避難している方々そして、障がいをお持ちの方々もご招待し、各公演とも多くのお客様にご来場いただきました。コンサートでは世界的指揮者である小林研一郎さん（コバケン）とその仲間たちが日本各地、及び海外から集まり、地元の小中学生たちと共に舞台の上で音楽を奏でました。当日はコバケン指揮のもと、チャイコフスキーの「壮厳序曲 1812年」等を演奏。オーケストラの奏でる音楽のパワーに満席の聴衆は大いに湧き、会場が大きな拍手で包まれるとともに、音楽の力でたくさんの元気と笑顔をお届けすることができました。

公益財団法人日本サッカー協会の協力を得て、岩手県、宮城県、福島県の小学生を対象に、巡回によるサッカー教室「JFA・キリン スマイルフィールド」を開催し、サッカーを通じてスポーツの楽しさ、心の豊かさを伝えています。第1回目は2011年9月1日に仙台市の小学校で開催し、2014年12月末までに岩手県、宮城県、福島県の628校で開催（岩手県110校、宮城県265校、福島県253校）、94,840人の小学生が参加しました。

2014年は、2013年に引き続き宮城県南三陸町で、社会福祉協議会の南三陸ボランティアセンターの協力を得て、漁業支援（牡蠣の仕訳、殻の洗浄、牡蠣剥き場の下回り作業など）を行いました。これまでに、合計946名のグループ各社の社員がボランティア活動に参加しました。