[食領域]
椀子ヴィンヤード近くの塩川小学校で環境教室を行いました
- 環境
2020年10月26日
2020年10月8日に、椀子ヴィンヤードからすぐ近くの塩川小学校の4年生を対象に、ぶどう畑の生態系調査をお願いしている農研機構の楠本先生を迎えて環境教室を開催しました。
これは、2019年12月5日にキリングループと上田市で締結した「ワイン産業振興を軸にした地域活性化に関する包括連携協定」の取り組みの1つとして開始したものです。
元々は7月に開催を予定していましたが、コロナウイルスの影響があり延期。10月になって、ようやく開催にこぎ着けたものです。
当日は、地元のケーブルテレビの撮影も入っていました。
今日の環境教室のポイントは、自然には原生自然と二次的自然があること、そして椀子ヴィンヤードは二次的自然の貴重な場所であることを理解してもらうことです。
子供たちは元気よく手を挙げて発言してくれるなど、大変に積極的に参加してくれました。
1時限目が終わると、さっそく子供たちが前に集まり、テーブルに置かれた草を興味深そうに見ていました。
2時限目は、テレビに画像を写すことのできる顕微鏡を使って植物の観察です。
まずはススキ。ススキが鹿などに種を食べられるのを防ぐために葉にギザギザのノコゴリの歯のようなものを付けていることを顕微鏡で確認。回覧されてきた実物の葉を触ってみて確認している子供たちの顔は真剣です。
最後は「ひっつき虫」と呼ばれている種を顕微鏡で確認し、植物たちがどうやって種を遠くまで拡散しようとしているかを確認して環境教室を終えました。
授業が終わると、またすぐに子供たちが前に集まり、興味深そうに顕微鏡を触っていました。
今回の環境教室で多くの子供たちが椀子ヴィンヤードの自然の素晴らしさを理解できたようです。
塩川小学校の子供たちはみんな元気で積極的に手を上げ発言してくれたこともあり、環境教室は大変に盛り上がり、楽しい時間を過ごすことができました。
あくる日の2020年10月9日には、「CSV体験型プログラム 椀子ブドウ編」が開催され、従業員向けに生態系調査・植生再生活動のレクチャーを実施しました。
あいにく台風が近づく雨の中でしたが、参加した従業員は実際に植生調査と植生再生活動をしている場所を見ながら聞くことができたので理解が深まった様子でした。
尚、植生再生場所には昨年よりもさらにたくさんの花が咲き、確実に生態系の多様性が高まっていることが確認できました。
※所属(内容)は掲載当時のものになります。