「キリン・スクール・チャレンジ」で飲み物と熱帯雨林の関係を学び、未来新聞を作りました

  • 環境

2016年02月19日

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「つながっている 私たちと世界」をテーマに飲み物と世界のつながりを中高生に考えてもらうためのワークショップ「キリン・スクール・チャレンジ」。今回は、WWFジャパンの協力を得て、熱帯雨林について考えるワークショップを12月20日と23日に、開催しました。

日本と熱帯雨林。特に、飲み物と熱帯雨林にはどういう関係があるのでしょうか?
まずは、WWFジャパンの自然保護室森林グループパーム油担当の南さんから、熱帯雨林と日本との関係、そしてその課題についての講義です。
実は、食品や洗剤などの原料となるパーム油、そして日本が輸入するコピー用紙の多くがアジアの熱帯雨林からきています。しかし、それが熱帯雨林を破壊することに繋がっている場合もあり、大きな問題となっているのです。
WWFジャパンは、その1つの解決方法として、パーム油であればRSPO、紙であればFSCRという認証制度を提案し、その普及を推進しています。

次はキリンから、飲み物と熱帯雨林との関係と、キリンがそれにどう対処しているかの講義です。
キリンでは、早くから熱帯雨林の問題に気づき、2010年には「キリングループ生物多様性保全宣言」を、2013年には「持続可能な生物資源調達ガイドライン」を制定し、原料や資材などの調達品について、熱帯雨林を破壊するようなものを調達しないようにする仕組みを構築してきました。
例えば、パーム油はグループ企業のごく一部の食品にしか使っていませんが、認証制度であるRSPOに従った調達を行っています。また、紙は製品を輸送する際の梱包などに大量に使っていますが、調達先のメーカー等にアンケートで確認を取ると共に、社外に配布する印刷物や封筒・名刺などでは、FSCR認証用紙を使うようにしています。
しかし、このような取り組みを行っている企業は多いものの、まだまだ熱帯雨林の問題に気づかず行動を起こしていない企業もたくさんあります。また、それらの企業の商品を選択する消費者も、熱帯雨林の問題を認識しているとは言い難い状態なのです。

さて、午後からは、午前の講義で学んだことをチームで話し合い、社会に伝えたいと思うテーマを決めて未来新聞を作るワークショップです。
未来に発行される新聞を作るという課題は自由度が高いだけに難しかったようですが、どのチームも時間までにはしっかり課題を捉えた未来新聞を仕上げてくれました。

2015年12月20日

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2015年12月23日

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出来上がった作品は、3月19日に桜木町駅前で開催が予定されている「アースアワー2016」でキリンが出展するブースで紹介する予定にしています。

※所属(内容)は掲載当時のものになります。

価値創造モデル

私たちキリングループは、新しい価値の創造を通じて社会課題を解決し、
「よろこびがつなぐ世界」を目指しています。

価値創造モデルは、キリングループの社会と価値を共創し持続的に成長するための仕組みであり、
持続的に循環することで事業成長と社会への価値提供が増幅していく構造を示しています。
この循環をより発展させ続けることで、お客様の幸せに貢献したいと考えています。