中高生参加のワークショップ「キリン・スクール・チャレンジ」で自分たちより若い世代に伝える「手遊び歌」を作りました
- 環境
2015年07月27日
みなさんは、飲み終わった空容器を、地域や職場、学校で決まったルールに従って分別していますか? 小さい頃から習慣化することが大切ですよね。
そこで、こども国連環境会議推進協会(JUNEC)とキリン株式会社が共同で実施してきた中高生とのワークショップ「キリン・スクール・チャレンジ」では、今回、「つながっている、私たちと世界」“午後の紅茶×リサイクル”をテーマに、幼稚園児が楽しくリサイクルのための分別を学べる手遊び歌を作るワークショップを開催、2015年6月27日、28日の2日間では、中高生のみなさん合計49名に参加いただきました。
まずは、初めて出会った中高生同士でもスムーズにチームとして参加できるように、アイスブレイクとして、手遊び歌「グーチョキパーで何作ろう」を何個作れるか、チーム対抗で挑戦。雰囲気が和やかになったところで午前中は講義です。
初めの講義は、キリンの容器包装の担当者から容器全般についての説明。
資源の乏しい日本が、大量生産・大量消費・大量廃棄から資源循環へと社会を変えてきた経緯や、それを進めるために容器についている各種の識別マークついて説明をうけると、皆さん、熱心にメモを取っていました。
次は、キリンのパッケージイノベーション研究所の担当者からPETボトルを中心とした講義です。PETボトルが日本にいつ登場したのか?から始まり、PETボトルには用途に応じてたくさんの種類があることや、単に軽量化するだけではなく、使いやすさにも考慮して容器の開発が行われていることが紹介されました。
お昼休みをはさんで午後からは、講義を聞いて得た発見や疑問をグループで共有した後に、各グループからの質問の時間。「なぜPETボトルを軽くする必要があるのか?」「リサイクル原料を使うとPETボトルの容器コストは上がるのか?」といった質問から、「講義室に置いてある生茶パンダのパペットの口はなぜ大きく開いているのか?」など、いろいろな質問が飛び交いました。
理解が深まったところで、さっそく手遊び歌の制作です。まずは、チーム単位で何をテーマにするかを決め、いくつかあるポピュラーな手遊び歌から曲を選んで、歌詞とアクションを考えます。基本は、幼稚園児が覚えて自分で演じられるものにすること。そのためには、できるだけ歌詞はシンプルに、言葉の繰り返しを入れて作っていく必要があります。
そんな制約の中、分別して捨てることがなぜリサイクルにつながるのか、が自然に歌と手ぶりで学べる楽しい手遊び歌が完成しました。
出来上がったチームから順番にビデオ撮影をするのですが、作ったばかりの歌詞なので途中で忘れてしまったり、急に恥ずかしくなって笑い出してしまったりで、何度も撮りなおすチームもありましたが、最後は全チームが素晴らしい手遊び歌を撮り終えることができました。
撮影した手遊び歌は、以下をクリックして頂くと、こども国連環境会議推進協会(JUNEC)にて制作いただいたyoutubeにてご覧いただけます※。
- 11チーム全作品が連続して再生されます。
※所属(内容)は掲載当時のものになります。