2009年4月6日
ディアジオ plc
キリンビール株式会社
キリンビール社とディアジオ社が合弁会社設立に合意
~「ギネス®」「スミノフ アイス®」などディアジオ社ブランドの日本国内における販売体制を強化~
ディアジオ plc(本社:英国ロンドン、CEO:ポール・ウォルシュ)とキリンビール株式会社(本社:東京都中央区、社長 松沢幸一)は、日本における「ギネス®」などディアジオ社所有ブランドのマーケティングなどを行う合弁会社の設立に合意し、2009年6月から業務を開始する予定です。新会社名はキリン・ディアジオ株式会社で、出資比率はディアジオ社が51%、キリンビール社が49%です。新会社の詳細については、今後検討していきます。
この合弁会社の設立により、日本市場におけるディアジオ社ブランドのさらなる飛躍を目指します。
新たな合弁会社は、ブランドマーケティングと首都圏、近畿圏、名古屋の洋風飲食店業態への販売促進に特化した活動を展開し、キリンビール社は、合弁会社がカバーする飲食店以外のすべての市場で販売促進活動を行います。なお、合弁会社およびキリンビール社が販促活動を行うすべての商品※の輸入・販売は、キリンビール社の特約店ルートを通じて行います。
- ※「ギネス®」「スミノフ アイス®」「キルケニー®」「ギルビージン/ウォッカ」「マイヤーズラム」
「キャプテンモルガンラム」「ゴディバリキュール」「クラウンローヤル」「シーグラムセブンクラウン」「シーグラムVO」
ディアジオ社は、国内に幅広い販売網を持つキリンビール社と提携することで、ディアジオブランドの販路拡大を図ります。これまで以上に質の高い商品・サービスを提供することで、日本市場でのさらなる発展を目指します。
キリンビール社は、KV2015(長期経営構想)で掲げたキリングループの飛躍的成長に向け、グループの成長を支える中核企業として、総合酒類事業の基盤強化を進めています。今回の合弁会社設立により、少子高齢化や嗜好の多様化が進む国内酒類市場での需要拡大とさらなる支持獲得を目指します。
1.新会社の概要
(1) | 会社名 | キリン・ディアジオ株式会社 (英文名:Diageo Kirin Company,Limited) |
(2) | 主要株主 | ディアジオ plc:51% キリンビール株式会社:49% |
(3) | 業務開始 | 2009年6月を予定 |
(4) | 事業内容 | ビール・RTD、洋酒のマーケティング・販売促進 |
(5) | 主要商品 | 「ギネス®」、「スミノフ アイス®」、「キルケニー®」「ギルビージン/ウォッカ」 「マイヤーズラム」「キャプテンモルガンラム」「ゴディバリキュール」 「クラウンローヤル」「シーグラムセブンクラウン」「シーグラムVO」 |
【新たなスキーム図】 |
2.ディアジオ plc 概要
(1) | 所在地 | 英国ロンドン |
(2) | CEO | ポール・ウォルシュ (Paul Walsh) |
(3) | 売上高 | 80.9億ポンド(約1兆500億円、2008年6月現在) |
(4) | 従業員数 | 約24,000人 |
(5) | 事業内容 | プレミアム酒類の製造・販売 |
3.キリンビール株式会社 概要
(1) | 所在地 | 東京都中央区新川2-10-1 |
(2) | 代表者 | 代表取締役社長 松沢幸一 |
(3) | 売上高 | 8,686億円(2008年12月期) |
(4) | 従業員数 | 3,501人(2008年末現在) |
(5) | 事業内容 | 酒類の製造・販売 |