2009年12月8日
上海錦江麒麟飲料食品有限公司の錦江国際集団持分一部取得について
— 麒麟(中国)投資有限公司が資本参加し、さらに綜合飲料グループ戦略を推進 —
キリンホールディングス株式会社(社長 加藤壹康)の海外事業会社である麒麟(中国)投資有限公司(上海市 董事長 小林厚 以下KCI社)は、キリンビバレッジ株式会社(社長 前田仁 以下KBC社)が57.66%の株式を保有する連結子会社 上海錦江麒麟飲料食品有限公司(董事長 李九信、総経理 三入稔 以下JJKBC社)の株式について、合弁パートナーである錦江国際(集団)有限公司(董事長 兪 敏亮 以下JJ社)の持分39.36%のうち、35.38%を取得することが12月7日に決定しました。これにより、JJKBC社株式の93.04%をキリングループで保有することになります。
中国においてKBC社は、「キリン午後の紅茶」「FIRE」ブランドを中心にお客様から高い評価をいただいており、上海および広州・北京を中心に販売を拡大しています。中でもJJKBC社は1996年3月にKBC社とJJ社の合弁で設立され、清涼飲料・低アルコール飲料の製造と上海・華東エリアを中心とする主要大都市への販売を担う重要拠点です。
今回のKCI社の資本参加により、中国における綜合飲料グループ戦略をさらに推進し、より効果的なマーケティングおよび営業活動を展開することで、中国のお客様に新たな価値をお届けします。
キリングループは「おいしさを笑顔に」をグループスローガンに掲げ、いつもお客様の近くで様々な「絆」を育み、「食と健康」のよろこびを提案していきます。
記
■株式取得の概要
1. | 取得方法 | オークション |
JJ社は国営企業であり、持分の異動には上海連合産権交易所によるオークションが必要 | ||
2. | オークション実施時期 | 2009年11月4日〜12月2日 |
3. | 買取資格発生日(買取権利証書取得) | 2009年12月7日 |
4. | 払込日・取得完了期日 | 2010年1月末を予定 |
以上
上海錦江麒麟飲料食品有限公司 概要
1. | 社名 | 上海錦江麒麟飲料食品有限公司 |
2. | 本社所在地 | 上海市滬太路7388号 |
3. | 代表者 | 董事長:李 九信 総経理:三入 稔 |
4. | 資本金 | 2,480万米ドル |
5. | 従業員数 | 844人 ※08年12月末現在 |
6. | 事業内容 | 清涼飲料、低アルコール飲料の製造・販売 |
7. | 主要ブランド | 【清涼飲料】午後の紅茶、ファイア、魔力 【低アルコール】氷結 |
8. | 自社製造拠点 | 上海市宝山工場 |
9. | 沿革 |
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麒麟(中国)投資有限公司 概要
1. | 社名 | 麒麟(中国)投資有限公司 |
2. | 本社所在地 | 上海市長寧路1018号 |
3. | 代表者 | 董事長:小林 厚 総経理:小部 敏夫 |
4. | 資本金 | 15,800万米ドル |
5. | 従業員数 | 75人 ※08年12月末現在 |
6. | 事業内容 | 中国における飲料・酒類事業の統括・事業開発 長江デルタ地域でのキリンブランドビールの販売 |
7. | 主要ブランド | 麒麟一番搾り 沁麒麟 |
8. | 沿革 |
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錦江国際(集団)有限公司 概要
1. | 沿革 | 1984年上海市人民政府により『上海市錦江聯営公司』として設立。 その後、数度の増資や社名変更を行い、2003年6月より現名称の 『錦江国際(集団)有限公司』。 現在は、上海市国有資産管理委員会 100%出資。 傘下に4社の上場会社を有する。(錦江酒店・錦江股份・錦江旅遊・錦江投資) 総資産280億元(約3,780億円 13.5円/元) ※09年6月末現在 |
2. | 本社所在地 | 上海市延安東路100号 |
3. | 代表者 | 董事長 兪 敏亮 |
4. | 資本金 | 20億元(約270億円 13.5円/元) |
5. | 従業員数 | 約5万人 ※08年12月末現在 |
6. | 事業内容 | 中国最大規模の総合旅行業集団。ホテル管理と投資・旅客サービス・運輸事業が中心で他に不動産、金融等計6事業を展開。 ホテル事業:493店舗 8.3万室。中国内31省(含む直轄市・自治区)、120都市で展開。 輸送事業 :車両/タクシー8700台以上を保有 |