2010年8月3日

日本国内のビールブランドとしては初!※1
ドイツで「KIRIN ICHIBAN(キリン一番搾り)」の製造を開始
〜世界最古の法律が残るビールの本場で「麦芽100%×一番搾り製法」の技術を実現〜

「KIRIN ICHIBAN(キリン一番搾り)」商品画像

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 キリンホールディングス株式会社(社長 三宅占二)の欧州における統括会社であるキリン・ヨーロッパ社(ドイツ デュッセルドルフ 社長 太田雄人、以下KEG社)は、日本国内で2009年3月にフルリニューアルした「キリン一番搾り生ビール」の欧州大陸向け商品「KIRIN ICHIBAN(キリン一番搾り)」を2010年10月上旬からドイツ・ミュンヘン郊外・フライジング市にある世界最古のビール醸造所、ヴァイヘンシュテファン醸造所で製造し、欧州大陸の23カ国で販売します。欧州大陸向けの「KIRIN ICHIBAN」は、これまでロシアとイギリスで委託製造されていましたが、昨年のフルリニューアルで「麦※2 100%」に刷新したことから、日本国内のビールブランドとして初めてドイツでの製造が可能になりました。
 今回、製造拠点をドイツに移転することで、より鮮度の高い「KIRIN ICHIBAN」を欧州大陸に届けることが可能になるほか、物流距離の大幅な短縮による環境負荷の軽減にもつながります。

  • ※1 当社調べ
  • ※2 麦を原料とした「麦芽」を指しています。

 ビールの本場ドイツでは、現在でも有効な食品に関する法律のうち最古となる「ビール純粋令※3」により、麦芽100%のビールのみが醸造を許されています。酵母や醸造原料に至るまで厳格な基準が設けられている中、「KIRIN ICHIBAN」の「麦芽100%×一番搾り製法」の技術をドイツでも実現することになりました。

  • ※3 1516年にバイエルン王のヴィルヘルム4世によって制定された、現在でも適用される食品関連の世界最古の法律。ビールの品質向上や、小麦の使用制限などを目的に下面発酵ビールについて「ビールは大麦、ホップ、水のみを原料とする」(のちに酵母も加わる)と、定められています。1906年以降はドイツ全土にこの法が拡大され、現在でも守られています。

 製造拠点となるヴァイヘンシュテファン醸造所は、1040年創業で、ビール醸造において歴史と格式を有するとともに、積極的にミュンヘン工科大学などとの技術開発に取り組み、品質管理や製造体制の面で高い評価を得ています。
 「KIRIN ICHIBAN」のドイツでの製造と各国での販売により、今後、欧州大陸におけるプレミアムブランドとしての地位をさらに確立するとともに、欧州のお客様に新たな価値をお届けします。

 キリングループは「おいしさを笑顔に」のグループスローガンを掲げ、いつもお客様の近くで様々な「絆」を育み、「食と健康」のよろこびを提案していきます。

「KIRIN ICHIBAN(キリン一番搾り)」商品概要

1. 商品名 「KIRIN ICHIBAN(キリン一番搾り)」
2. 発売時期 2010年10月上旬より順次切替
3. 発売地域 欧州大陸全域
4. 発売品種 330mlびん、500mlびん、330ml缶、500ml缶、30L大樽の5アイテム

キリン・ヨーロッパ社 会社概要

1. 社名 キリン・ヨーロッパ社 (Kirin Europe GmbH)
2. 代表者 太田 雄人(おおた たけひと)
3. 所在地 ドイツ デュッセルドルフ
4. 事業内容 欧州におけるキリンビールの現地生産および販売を統括

ヴァイヘンシュテファン醸造所 概要

1. 醸造所名 ヴァイヘンシュテファン醸造所(Bayerische Staatsbrauerei Weihenstephan)
2. 代表者 ドクター プロフェッサー ヨゼフ・シュレッドラー (Dr. Prof. Josef Schrädler)
3. 醸造所所在地 ドイツ フライジング市
4. 事業内容 ビールなどの製造・販売 *生産能力23,000KL