2010年8月16日
キリンビール社営業部門とキリンマーチャンダイジング社の統合による新会社の設立について
キリンビール株式会社(社長 松沢幸一)は、キリンビール社の営業部門と、量販店や飲食店の店頭におけるキリングループ商品のマーチャンダイジング機能を担うキリンマーチャンダイジング株式会社(社長 家久来眞、以下KMD社)の酒類部門を統合した新会社を、2012年1月1日付で設立します。新会社はキリンビール社の営業機能を担う構成会社とし、営業基盤を一元化することで、地域密着型の営業体制を一層強化するとともに、より生産性の高い組織への進化を図ります。
社名や代表者など、新会社についての詳細については2011年春を目処に検討していきます。
今回の新会社設立は、キリングループが掲げる2010-2012年中期経営計画「KV2015ステージII」で目指す「リーン経営の実現」に向けて、キリンビール社が進める構造改革の一環として実施するものです。国内最強の総合酒類メーカーを目指すとともに、グループの中核事業としてのさらなる成長に向けて、少子高齢化など今後も続く厳しい市場環境を勝ち抜き、いかなる環境変化も乗り越えられる企業体質の強化と収益性の一層の向上を図り、将来に向けてより効率的で生産性の高い組織を目指します。
現行のキリンビール社の営業部門とKMD社酒類部門を統合し、得意先企業との本部商談から量販店や飲食店の店頭活動まで一貫してマネジメントできる体制を整えることで、意思決定と活動のスピードアップによる営業力強化と効率化を図ります。また、地域に根ざした働き方や多様な人材の登用ができる諸制度を導入し、各エリアで築いてきた地域密着の営業体制を強化していきます。
2002年にKMD社※を設立し、キリンビール社と機能分担して量販店や飲食店での販促活動を専門に行うことで、店頭でのマーチャンダイジング機能を飛躍的に向上させてきました。今回の新会社設立により、より強固な営業体制を確立することで、すべてのお客様との接点におけるキリンブランドの価値向上を目指します。
- ※ 設立時の社名はキリン コミュニケーションステージ社
キリングループは「おいしさを笑顔に」をグループスローガンに掲げ、いつもお客様の近くで様々な「絆」を育み、「食と健康」のよろこびを提案していきます。
新会社の概要
(1)所在地 | 東京都渋谷区神宮前6-26-1 |
(2)設立 | 2012年1月1日(予定) |
(3)主要株主 | キリンビール株式会社100%出資 |
(4)事業内容 | 酒類・飲料の営業および販売促進 |
(5)売上高 | 8,537億円(キリンビール社2009年実績) |
(6)従業員数 | 約3,500人(現時点での見込み) |
※会社名、代表者、資本金などについては現時点で未定 |