メルシャン株式会社(本社:東京、社長:鈴木 徹)は、日本固有のブドウ品種「甲州」で造った輸出専用商品『KOSHU 2010』(白・750ml)を、12月7日(水)英国に向けて出荷しました。
これは、EU諸国向け甲州ワイン輸出委員会「Koshu of Japan(KOJ)」の活動と連動するもので、活動3年目となる2012年も2月に英国にてメディアセミナーや輸入業者・料飲店関係者の試飲会などのプロモーションを実施するほか、EU諸国にも活動を広げていきます。
● 『KOSHU 2010』の特長
2010年に山梨県で収穫した日本固有のブドウ品種「甲州」を、同じく山梨県にあるワイナリー「シャトー・メルシャン」にてEUの基準を満たして醸造したワインです。レモンやライムなど柑橘系の爽やかな香り、穏やかな果実味とフレッシュな酸を感じる爽快な味わいが特長です。ラベルには和紙風の紙を使用し、「甲州」の文字を大きく漢字であしらい日本らしさを演出しています。今年初と言う事もあり216本と限定的な数量の輸出となりました。
●「Koshu of Japan(KOJ)」と「甲州ワイン」の輸出について
「Koshu of Japan(KOJ)」は、日本を代表するブドウ品種「甲州」の品質向上、世界市場での認知向上と適切なマーケットプレイス獲得を目的として、山梨県内のワイン生産者、甲州市商工会、甲府商工会議所、山梨県ワイン酒造協同組合によって2009年に設立されました。現在は14のワイン生産者が参加。2012年も様々な国のワインが輸入されている英国でのPRを皮切りに、EU諸国でのプロモーションを展開します。
EU諸国へ輸出・販売するワインのラベルに表示できるブドウ品種名はブドウ栽培・ワイン造りに関する問題に取り組むO.I.V.(国際ブドウ・ブドウ酒機構)等に登録されている必要がありますが、2010年3月「甲州」がO.I.V.に登録されたことにより、EU諸国へ輸出するワインのラベルに「甲州」を表示することができるようになりました。
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当社が山梨県のワイナリー「シャトー・メルシャン」にて、日本各地で栽培したブドウ100%から造る「日本ワイン」は、様々な国際ワインコンクールで多数の賞を受賞するなど海外からも高い評価をいただいています。
今回の輸出をひとつのきっかけに、今後も日本ワインのリーディングカンパニーとして更なる品質の向上を図り、その価値を国内外に伝え続けることで日本ワイン市場発展に貢献していきます。
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