メルシャン株式会社(本社:東京、社長:鈴木 徹)が販売する、カリフォルニアワイン「フランジア ペットボトル」が、社団法人 日本包装技術協会(JPI)主催の第33回「日本パッケージングコンテスト」において「テクニカル包装賞」を受賞しました。
同コンテストは、優れたパッケージとその技術を開発、普及することを目的に毎年1回開催されている包装分野における国内最大のコンテストです。今回328点の作品が出品され、6月16日(木)に審査され、8月30日(火)に表彰式が行われました。
当社が「フランジア ペットボトル」に採用している「ワインのためのペットボトル」は、凸版印刷株式会社(本社:東京、社長:金子 眞吾)が開発した、ボトルの内面に特殊加工を施すことにより酸素バリア性を向上させた、無色透明なペットボトル(GL-C※1)をワイン用途として改良したもので、国内で初めて採用されました。
また、ワインのガラスびんに近い形状をしており、バリア性だけでなく美粧性の面からも、ガラスびん同等の品質を実現しました。今回、この優れた包装技術が評価され、受賞となりました。
同商品は、軽くて持ち運びやすいうえ、割れにくく、ゴミ捨ても容易、保存しやすいなどの利便性や環境に優しい仕様が評価され、6月発売以降好調に推移しています。
●「ワインのためのペットボトル」の特長
- 通常のペットボトルと比べ酸素バリア性が高くワインの品質を守る※2
- 独自の充填技術により、ペット素材では成型及び形状維持が難しいとされるワインらしいボトル形状を実現。
- 容器製造時と輸送時のCO2排出量が削減※3でき、ペットボトルとしてリサイクル可能な環境に優しい仕様
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※1 |
内面にシリカをプラズマCVD法で蒸着させた、凸版印刷オリジナルの無色透明プラスチック容器。ガスバリア性に優れ、品質を長期維持するとともに、低吸着性、低溶出性で、風味のもとになる香気製品の長期間保存が可能です。 |
※2 |
当社商品開発研究所における1年半相当の安定性試験において、ビンと同等の品質安定性を確認しています。
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※3 |
ワインのためのペットボトルは、従来の当社使用ガラス瓶(2011年3月時点)に比べて、フランジア(750ml)の場合容器製造時で約5割(210g/本)、国内輸送時で約3割(17g/本)のCO2排出量を削減します。(メルシャン調べ)
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【コンテストの概要】 |
◆開催名 |
「2011日本パッケージングコンテスト」(第33回) |
◆表彰式 |
2011年8月30日(火)14 :00~15 :30 |
◆会場 |
東京ガーデンパレス 東京都文京区湯島1丁目7-5 |
◆主催 |
社団法人日本包装技術協会 |
◆出品数 |
328点 |
◆ホームページ |
www.jpi.or.jp/saiji/jpc/2011/index.html |
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