2011年11月29日
「復興応援 キリン絆プロジェクト」東北の農業および水産業に対する支援内容を決定
～“生産から食卓までの支援”をテーマに、まずは生産再開を応援～
キリングループは、東日本大震災復興支援に継続的に取り組むべく、３年間で約６０億円を拠出することを決め、「復興応援 キリン絆プロジェクト」として、グループ各社が一体となった復興支援活動を進めています。このプロジェクトでは、「絆を育む」をテーマに「地域食産業の復興支援」、「子供の笑顔づくり支援」、「心と体の元気サポート」の３つの幹で活動しています。この活動を通じて産業が活性化し、将来に希望を持つ子供たちが増えてコミュニティーに元気が広がり、地域全体が活性化していくことを願っています。
今回、３つの幹のひとつである「地域食文化・地域食産業の復興支援」の具体的な支援内容が決定したのでお知らせします。食に携わる企業として復興に貢献したいとの思いから、キリングループの中でもキリンビール株式会社（社長 松沢幸一）が中心となり、“生産から食卓までの支援”をテーマとした農業や水産業に対する支援活動を今後３年間にわたって継続的に実施します。
【農業支援について】
１年目である今年から来年にかけては、ＪＡグループと連携し、東日本大震災により被害を受けた岩手県、宮城県、福島県の農家に対して、全国の農家から集められた農業機械を活用した営農再開を支援します。この支援活動により全国と被災した農家との絆を育むとともに、これまで東北地方に受け継がれてきた豊かな農業の復興の一助にしたいと考えています。
- １．取り組み名称
- ：「東北『復耕』サポート」
- ２．対象
- ：震災被害により農業機械を失った岩手県、宮城県、福島県の農家など
- ３．支援内容
- ：営農再開に必要な農業機械について、全国のＪＡグループを通じて農業機械 のあっせんを行い、整備した農業機械を農家などに届ける。
- ４．実施期間
- ：２０１１年１２月～２０１２年６月（予定）
- ５．予算
- ：４億円を予定※１。
- ※１ 今年９月から１１月末まで実施した「今こそ！選ぼうニッポンのうまい！２０１１」プレゼントキャンペーンの対象商品および、東北産原料を使用した「一番搾りとれたてホップ生ビール」「キリンチューハイ 氷結アップルヌーヴォー＜期間限定＞」について、お客様がお買い求めいただいた商品１本につき１円を集めた合計金額が活用されます。
【水産業支援について】
水産業の中でも「養殖業の復興」に取り組み、岩手県はわかめ、宮城県は牡蠣、福島県は青のりを中心に支援します。１年目である今年から来年にかけては、各県での養殖再開に向けて、養殖設備の復旧を支援します。
- １．対象
- ：岩手県漁業協同組合連合会、宮城県漁業協同組合、福島県漁業協同組合連合会などを通じて、被災した養殖場を支援。
- ２．支援内容
- ：岩手県のわかめ、宮城県の牡蠣、福島県の青のりなどの養殖再開に向けて、各県の水産業関係者の要望の高い養殖設備の支援などを予定。
- ３．実施期間
- ：２０１１年１２月～２０１２年３月（予定）
- ４．予算
- ：４億円を予定※２。
- ※２ 今年９月から１１月末まで実施した「今こそ！選ぼうニッポンのうまい！２０１１」プレゼントキャンペーンの対象商品について、お客様がお買い求めいただいた商品１本につき１円を集めた合計金額が活用されます。
今後は“生産から食卓までの支援”というテーマのもと、生産支援だけでなく農産物や水産物のブランド育成支援を通じた販路拡大、未来の担い手の育成支援などについても検討していきます。
被災地の一日も早い復興を心より祈念するとともに、キリングループとして、引き続き被災地の皆様の支援に尽力していきます。
キリングループは「おいしさを笑顔に」をグループスローガンに掲げ、いつもお客様の近くで様々な「絆」を育み、「食と健康」のよろこびを提案していきます。