キリンビール株式会社(社長 磯崎功典)は、キリングループで展開している「復興応援 キリン絆プロジェクト」の一環として、福島復興に向けた人材育成を支援します。福島大学(学長 入戸野修)が福島の震災復興支援活動を更に推進するために「うつくしまふくしま未来支援センター」(センター長 山川充夫)の活動の一つとして立ち上げた「福島復興を担う若者向け人材育成プロジェクト」による「ふくしま復興塾」の開講にあたり、支援金として2,000万円を3月6日に助成します。
「ふくしま復興塾」では、2013年5月から2年間、若者を対象に、福島復興に向けた実践的な講座が開講されます。福島で求められている課題として、地域食産業としての農業・水産業の課題も取り上げられており、このたび当社は、「ふくしま復興塾」に助成することで、福島の農業・水産業、および地域の復興のために未来を担っていく若者の人材育成を支援していきます。
キリングループは、東日本大震災の復興支援活動として、2011年に「復興応援 キリン絆プロジェクト」を立ち上げました。3年間で約60億円を拠出し、「絆を育む」をテーマに「地域食文化・食産業の復興支援」「子どもの笑顔づくり支援」「心と体の元気サポート」の3つの幹でグループ各社が一体となって展開しています。
今回は、3つの幹の一つである「地域食文化・食産業の復興支援」として実施するものです。食に携わる企業として復興に貢献したいとの思いから、キリングループの中でもキリンビール社が中心となり、“生産から食卓までの支援”をテーマとした農業や水産業に対する支援活動を3年間にわたり継続的に実施しています。
2012年までに、営農再開に必要な農業機械の購入支援や、養殖再開に向けた養殖設備の復旧支援を行ってきました。2013年からは、復興支援第2ステージとして、“生産から食卓までの支援”というテーマのもと、生産支援だけでなく、農作物・水産物のブランド育成支援、6次産業化※1に向けた販路拡大支援、将来にわたる担い手・リーダー育成支援などを展開しています。
- ※1 農業・水産業が、1次産業に留まらず、それを加工し販売するところまで視野に入れた事業展開により、農業・水産業の活性化に繋げること。1次産業(農業・水産業)×2次産業(加工)×3次産業(流通)=6次産業。
この支援活動により、農業・水産業に携わる多くの人々との絆を育むとともに、これまで東北地方に受け継がれてきた豊かな農業・水産業の復興の一助にしたいと考えています。被災地の一日も早い復興を心より祈念するとともに、キリングループとして、引き続き被災地の皆様の支援に尽力していきます。
キリングループは「おいしさを笑顔に」をグループスローガンに掲げ、いつもお客様の近くで様々な「絆」を育み、「食と健康」のよろこびを提案していきます。