[食領域]
~“生産から食卓までの支援”をテーマに、「石巻味な交流プロジェクト」を応援~
2014年8月12日
キリンビール株式会社
キリンビールマーケティング株式会社(社長 布施孝之)は、宮城県石巻市「石巻うまいもの発信協議会」(会長 千葉雅俊(ちばまさとし))に対し、「石巻味な交流プロジェクト」への支援金として総額5,000万円を日本財団(会長 笹川陽平)の協力のもと8月12日に助成します。これは、キリングループで展開している「復興応援 キリン絆プロジェクト」の一環として、被災地の水産業復興に向け、水産物のブランド育成支援や、6次産業化に向けた販路拡大支援を行うものです。
今回の助成は、石巻市の食品加工会社9社(株式会社ヤマトミ、山徳平塚水産株式会社、湊水産株式会社、株式会社丸平かつおぶし、末永海産株式会社、株式会社田伝むし、株式会社カクト鈴木商店、株式会社MCF、水月堂物産株式会社)が「石巻うまいもの発信協議会」として、共同で実施する「石巻味な交流プロジェクト」に対するもので、高付加価値加工品の開発・ブランディング活動・販路拡大・情報発信などに活用されます。
キリングループは、東日本大震災の復興支援活動として、2011年に「復興応援 キリン絆プロジェクト」を立ち上げました。これまでの3年間で約60億円を拠出し、「絆を育む」をテーマに「地域食文化・食産業の復興支援」「子どもの笑顔づくり支援」「心と体の元気サポート」の3つの幹でグループ各社が一体となって展開してきました。
今回は、3つの幹の一つである「地域食文化・食産業の復興支援」として実施するものです。復興に貢献したいとの思いから、キリングループの中でもキリンビール社が中心となり、食に携わる企業として“生産から食卓までの支援”をテーマとした農業や水産業に対する地域のニーズに合った支援活動を2014年以降も引き続き行っていきます。
水産業については、復興支援第1ステージとして、震災後から2012年まで、水産業の中でも「養殖業の復興」に取り組んできました。岩手県はわかめ、宮城県はかき、福島県は青のりを中心に、養殖再開に向けた養殖設備の復旧支援を行った結果、被災3県の養殖事業復旧のための支援総額は4億2,220万円となりました。
2013年からは、復興支援第2ステージとして、“生産から食卓までの支援”というテーマのもと、生産支援だけでなく、水産物のブランド育成支援、6次産業化に向けた販路拡大支援、将来にわたる担い手・リーダー育成支援などを展開し、今回の助成を含め、総額10億円の助成を行う予定です。
被災地の一日も早い復興を心より祈念するとともに、キリングループとして、引き続き被災地の皆様の支援に尽力していきます。
キリングループは、あたらしい飲料文化をお客様と共に創り、人と社会に、もっと元気と潤いをひろげていきます。