[食領域]
~“生産から食卓までの支援”をテーマに、「七ヶ浜水産加工ブランド化創出プロジェクト」を応援~
2014年12月9日
キリンビール株式会社
キリンビールマーケティング株式会社(社長 布施孝之)は、宮城県七ヶ浜町「株式会社 七ヶ浜ハーバースクエア」(代表取締役 安住政之)に対し、「七ヶ浜水産加工ブランド化創出プロジェクト」への支援金として総額2,500万円を日本財団(会長 笹川陽平)の協力のもと12月9日(火)に助成します。
この助成は、キリングループで展開している「復興応援 キリン絆プロジェクト」の一環として、被災地の水産業復興に向け、水産物のブランド育成支援、6次産業化に向けた販路拡大支援や将来に向けた担い手・リーダーの育成支援を行うものです。今回は、七ヶ浜町の水産業・農業の6次産業化を通じて、七ヶ浜町における地元雇用の創出と水産業・農業・商工業の振興という公益的な役割を担って設立された「株式会社七ヶ浜ハーバースクエア」が、町・商工会・漁協・農協と連携を図りながら取り組む「七ヶ浜水産加工ブランド化創出プロジェクト」に対する助成です。本プロジェクトは、それぞれの産業が連携し、地元で収穫される水産物や農産物を加工し販売するために商品化やブランド化を推進することを目的としており、助成金は、商品開発、メニュー開発、共通ロゴによるブランディング活動、販促プロモーション、ホームページによる情報発信などに活用されます。
キリングループは、東日本大震災の復興支援活動として、2011年に「復興応援 キリン絆プロジェクト」を立ち上げました。これまでの3年間で約60億円を拠出し、「絆を育む」をテーマに「地域食文化・食産業の復興支援」「子どもの笑顔づくり支援」「心と体の元気サポート」の3つの幹でグループ各社が一体となって展開してきました。
今回は、3つの幹の一つである「地域食文化・食産業の復興支援」として実施するものです。復興に貢献したいとの思いから、キリングループの中でもキリンビール社が中心となり、食に携わる企業として“生産から食卓までの支援”をテーマとした農業や水産業に対する地域のニーズに合った支援活動を2014年以降も引き続き行っていきます。
水産業については、復興支援第1ステージとして、震災後から2012年まで、水産業の中でも「養殖業の復興」に取り組んできました。岩手県はわかめ、宮城県はかき、福島県は青のりを中心に、養殖再開に向けた養殖設備の復旧支援を行った結果、被災3県の養殖事業復旧のための支援総額は4億2,220万円となりました。
2013年からは、復興支援第2ステージとして、“生産から食卓までの支援”というテーマのもと、生産支援だけでなく、水産物のブランド育成支援、6次産業化に向けた販路拡大支援、将来にわたる担い手・リーダー育成支援などを展開し、今回の助成を含め、総額10億円の助成を行う予定です。
被災地の一日も早い復興を心より祈念するとともに、キリングループとして、引き続き被災地の皆様の支援に尽力していきます。
キリングループは、あたらしい飲料文化をお客様と共に創り、人と社会に、もっと元気と潤いをひろげていきます。