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[食領域]

「復興応援 キリン絆プロジェクト」
「からくわ一本釣り活イカ組合」(宮城県気仙沼市)に支援金を助成

~“生産から食卓までの支援”をテーマに、「唐桑おすそわけプロジェクト ~若手漁師の挑戦~」を応援~

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2016年1月28日

キリン株式会社

キリンビールマーケティング株式会社(社長 布施孝之)は、宮城県気仙沼市「からくわ一本釣り活イカ組合」(組合長 小野寺庄一)が取り組む「唐桑おすそわけプロジェクト ~若手漁師の挑戦~」への支援金として、総額1,500万円を公益財団法人 日本財団(会長 笹川陽平)の協力のもと1月28日(木)に助成します。

気仙沼市唐桑町の水産業は東日本大震災により壊滅的な被害を受け、高齢化による漁業従事者の減少は一層加速しました。そのような中、5人の若い漁師が中心となり、高付加価値商品の開発に向けた原料生産基盤の整備や新たな販路の開拓など、唐桑の地域ブランド強化の取り組みにチャレンジしています。「からくわ一本釣り活イカ組合」では、手釣りで一本一本丁寧に釣り上げたイカを船の生け簀で生かし、水揚げ後に臨海ストック施設に集約・蓄養し、宮城県漁協唐桑支所との協働で安定して供給できる体制を整備します。ECサイトやギフトでの販売、中央卸売市場などへの販売も同漁協と連携して行っていきます。また、水産加工販売会社と連携し、凍結処理により鮮度を封印する処理を行うことで、いつでも透き通った新鮮なイカ刺しを、安定して供給できる生産基盤を整備し、オリジナルブランドで首都圏に向けての高付加価値商品としての展開に挑戦します。
今回の助成は、「からくわ一本釣り活イカ組合」が、漁協、水産加工販売会社、民宿組合、観光協会などと協働で行う「唐桑おすそわけプロジェクト ~若手漁師の挑戦~」に対するもので、活イカ蓄養施設の設備導入、ブランド開発、商品開発、販路拡大などに活用されます。

キリングループは、2011年に東日本大震災の復興支援活動として「復興応援 キリン絆プロジェクト」を立ち上げ、「絆を育む」をテーマに「地域食文化・食産業の復興支援」「子どもの笑顔づくり支援」「心と体の元気サポート」の3つの幹でグループ各社が一体となり展開しています。今回の助成は、3つの幹の一つである「地域食文化・食産業の復興支援」として実施するものです。
当プロジェクトでは、復興支援として2014年までの3年間で約60億円を拠出してきました。当初、活動期間は3年間の予定でしたが、復興の現状を踏まえ、未来につながる絆を育むことを目指し2015年以降も引き続き、食に携わる企業として“生産から食卓までの支援”をテーマとした農業や水産業に対する地域のニーズに合った支援活動を行っています。

被災地における水産業支援では、水産業への復興支援第1ステージとして、震災後から2012年まで、東日本大震災により被害を受けた「養殖業の復興」に取り組み、岩手県はわかめ、宮城県はかき、福島県は青のりを中心に、養殖再開に向けた養殖設備の復旧のための支援金額は、4億2,220万円となりました。2013年からは、復興支援第2ステージとして、“生産から食卓までの支援”というテーマのもと、生産支援だけでなく、水産物のブランド育成支援、6次産業化に向けた販路拡大支援、将来にわたる担い手・リーダー育成支援などを展開し、被災3県で総額10億円の助成を行う予定です。
なお、宮城県では、水産業復興支援第2ステージとして、今回の助成を含めて、15案件4億4,200万円の助成を行っています。

キリングループは、あたらしい飲料文化をお客様と共に創り、人と社会に、もっと元気と潤いをひろげていきます。

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