[食領域]
~「ウイルス感染防御機能を持つLactococcus lactis JCM5805の発見と事業応用」において~
2016年2月18日
キリン株式会社
キリン株式会社(社長 磯崎功典)と小岩井乳業株式会社(社長 堀口英樹)は、「ウイルス感染防御機能を持つLactococcus lactis JCM5805の発見と事業応用」において、公益社団法人日本農芸化学会が主催する「2016年度農芸化学技術賞」を受賞しました。同賞は、農芸化学分野で注目すべき技術的業績、かつ実用的価値がある業績をあげた会員に授与される※1ものです。
今回の受賞は、ウイルス感染防御機能に焦点を絞った手法によるLactococcus lactis JCM5805(プラズマ乳酸菌)※2の発見や、ヒトにおける効果の検証などの一連の研究を高いレベルで行ったこと、さらにヨーグルトや清涼飲料、サプリメントといったさまざまな商品形態で事業応用を進め、研究成果をお客様に還元していることが評価されたものです。
今後も乳製品・清涼飲料をはじめ、さまざまな商品への応用と、さらなる機能の解明に取り組んでいきます。
キリングループは、あたらしい飲料文化をお客様と共に創り、人と社会に、もっと元気と潤いをひろげていきます。
2013年に、被験者213名を2グループに分け、10週間プラズマ乳酸菌(JCM5805)含有ヨーグルト飲料を飲用していただき、医師による診断および自覚症状を調査しました。その結果、風邪・インフルエンザ様症状である咳、熱っぽさの項目がプラセボ飲料グループと比較して有意な低下を示しました。
風邪・インフルエンザ様自覚症状に対するプラズマ乳酸菌(JCM5805)含有ヨーグルト飲料摂取の効果
Br J Nutr 3: 1-7(2015)