~「キリングループCSVコミットメント」(2月13日発表)新たな取り組み第1弾~
キリンホールディングス株式会社(社長 磯崎功典)は、2020年末までに酒類、清涼飲料などの国内綜合飲料各社において、紙製の容器包装に使用するすべての紙をFSC認証紙へ切り替えることを目指します。
キリングループでは、「キリングループ長期環境ビジョン」の中で、「水資源」「生物資源」「容器包装」「地球温暖化」の4つの柱を重要なテーマとして掲げています。今回のFSC認証紙への切り替えは「生物資源」と「容器包装」のテーマに該当し、容器包装の材料の持続可能性を高めることで、“持続的な生物資源使用、容器包装使用”を実現するための取り組みです。
キリングループでは、2013年に「キリングループ持続可能な生物資源調達ガイドライン」および、日本国内における「紅茶」、「紙・印刷物」、「パーム油」の調達に関する行動計画を策定して取り組みを進めてきました。今回の取り組みは「紙・印刷物」の調達に関する行動計画で、新たにFSC認証紙の使用拡大を宣言する改定を行い、実行するものです。なお、事務用紙を始めとしたその他の紙についても、FSC認証を受けた紙や古紙を使用した紙などの使用比率の向上を目指します。「紅茶」および「パーム油」については、従来の行動計画で定めた取り組みを継続していきます。
FSCとは
FSC(Forest Stewardship Council®、森林管理協議会)は、木材を生産する世界の森林と、その森林から切り出された木材の流通や加工のプロセスを認証する国際的な機関です。その認証は、森林の環境保全に配慮し、森林のある地域社会の利益にかない、経済的にも継続可能な形で生産された木材や紙に与えられます。
URL:https://jp.fsc.org/jp-jp
今後もキリングループは、豊かな地球の恵みを将来にわたって享受し引き継ぎたいという思いを、バリューチェーンにかかわるすべての人々と共につないでいくために、さまざまな活動に取り組んでいきます。
参考
2013年2月制定
2017年2月改定
キリン株式会社にて、以下の3段階のステップで調査を行い、毎年レビューを行いながら、持続可能性のレベルを向上させていきます。
Step.1 購入先の紅茶農園を特定します。
Step.2 特定した紅茶農園の持続可能性※1を評価します。
Step.3 持続可能性の高い紅茶農園の茶葉使用を目指します。
キリン株式会社、キリンビール株式会社、キリンビバレッジ株式会社、メルシャン株式会社にて、
国内事業会社にて、一次原材料および二次原材料として使用しているパーム油についてRSPO(Roundtable on Sustainable Palm Oil、持続可能なパーム油のための円卓会議)によって承認されている認証証明取引プログラムであるBook and Claim方式を利用して対応します。
なお、パーム油の生産農園の特定や、充分な量のRSPO認証パーム油が直接購入可能となった場合には、別途レベルアップした行動計画を策定することとします。
注釈