[食領域]
~ママやパパになりきり、時間に制約がある働き方の体験により、労働生産性を高め、多様な人材がより活躍できる組織風土へ~
2018年2月1日
キリン株式会社
キリン株式会社(社長 磯崎功典)、キリンビール株式会社(社長 布施孝之)、キリンビバレッジ株式会社(社長 堀口英樹)、メルシャン株式会社(社長 代野照幸)は、2月1日(木)より、仕事と育児を両立するママやパパなどに各社員がなりきり、1ヵ月単位で、時間制約や突発事態への対応を要する働き方を行うキリン独自の取り組み「なりキリンママ・パパ」の全社展開を開始します。
「新世代エイジョカレッジ」※1において大賞を受賞したキリングループの女性社員の提言を受けた施策。
実際には子どもがいない5名の女性社員が、ママになりきり、時間制約や子どもの発熱などの突発事態への対応を要する働き方を徹底したうえで、労働生産性を向上させる実証実験を実施。
女性が実際にライフイベントを迎えても、働き続ける自信を持てる事を示しただけでなく、高い成果を出しながら働き続けるために必要な、周囲のマネジメント向上策や、組織カルチャー変革のきっかけにも繋がった。
Hugマーク※2を営業職の必須ツールである名刺に貼ることで、取引先との良好な関係構築のツールとする運用提言については、異業種共通に展開できる施策として本年2月半ばに導入予定。
上記一連の取り組みが、社外有識者の高い評価を受け、2017年2月「新世代エイジョカレッジ」にて大賞を受賞。
2017年6~8月にキリン(株)人事総務部および協和発酵キリン(株)人事部において「なりキリンママ・パパ」を試行した結果、労働生産性が高まるとともに、相互理解やチーム対応・連携力といった組織能力の向上が女性社員の提言通り期待できると確認できたため、順次全社展開を開始します。
キリングループでは、多様な人材の強みを最大限に引き出すことで組織能力を高めることを、主要な経営課題として位置付けています。2007年に女性の活躍とネットワークづくりを積極的に支援する社内組織「キリン・ウイメンズ・ネットワーク」(KWN)の発足以降、多様性推進に取り組んできましたが、育児・介護といったライフイベントとの両立は、女性だけの課題ではありません。価値創造に向け、成長意欲を持つ多様な人材が活き活きと働き、仕事を通じて成長出来る組織風土・場を将来にわたり築いていくために、女性のみならず、男性やリーダー層を含めた全体の意識や働き方の改革とともに取り組んでいきます。
キリングループは、あたらしい飲料文化をお客様と共に創り、人と社会に、もっと元気と潤いをひろげていきます。