[食領域]
2018年10月12日
キリン株式会社
キリン株式会社(社長 磯崎功典)の健康技術研究所(所長 小川俊也)が開発した独自素材である「熟成ホップエキス」に関する研究成果が、2018年日本清涼飲料研究会(事務局 一般社団法人 全国清涼飲料連合会)において、栄誉ある「日本清涼飲料研究会賞」を受賞しました。
10月12日(金)に、日本教育会館一ツ橋ホールにて表彰式が行われます。
ホップはビールの原料として1,000年以上にわたって使用されており、当社はこれまでにホップ成分のアルツハイマー病予防効果、発がん抑制効果、骨密度低下抑制効果などを解明してきました。また、ホップの苦味成分に体脂肪低減効果があることも確認してきましたが、ホップはそのままの状態では苦味が非常に強く、飲料や食品への展開が困難でした。そこで、低温熟成させることでビールをおいしくする“後熟ホップ”技術に着目し、ホップの熟成過程で生成される、穏やかな苦味を持つ「熟成ホップ由来苦味酸」に体脂肪低減効果があることを世界で初めて確認しました。そして、同成分を含み、体脂肪低減効果と穏やかな苦みを両立させた「熟成ホップエキス」の開発に成功しました。
さらに、「熟成ホップエキス」はビールや飲料に容易に展開でき、穏やかで厚みのある苦味を与えることを確認しました。同時に「熟成ホップエキス」を含むノンアルコール・ビールテイスト飲料に体脂肪低減効果があることも、ヒト試験で確認しました。
キリングループは、あたらしい飲料文化をお客様と共に創り、人と社会に、もっと元気と潤いをひろげていきます。