「IARD」における「未成年者飲酒防止」に向けた行動指針について

~「キリングループCSVパーパス」酒類メーカーとしての責任~

  • CSV

2020年01月31日

キリンホールディングス株式会社

キリンホールディングス株式会社(社長 磯崎功典)は、世界的な課題であるアルコール関連問題に対応するため、世界の主要酒類メーカーが参画する国際 NPO組織「IARD」に加盟し、キリングループの主要な事業地域において適正飲酒の推進と有害飲酒の低減に取り組んでいます。この度、「IARD」において「未成年者飲酒防止」に向けた行動指針が下記のとおり策定されました。当社としてもこの行動指針にのっとり「未成年飲酒防止」に向けた取り組みを推進していきます。

  • 責任ある飲酒国際連盟 The International Alliance for Responsible Drinking (IARD(アイアード))
    不適切な飲酒の削減と、責任ある飲酒を促進するという共通の目的の下に、世界のビール、ワイン、スピリッツの製造業者である大手企業12社によってサポートされている非営利団体。

  1. アルコール飲料ブランドの延長であるノンアルコール飲料含む、全てのアルコール飲料ブランドの商品に明確な年齢制限のシンボルまたは同等の文言を記載し、未成年者はビール、ワイン、スピリッツを購入・消費してはならないという明確なメッセージをすべてのコミュニティに示します。この取り組みは法的に可能な地域から直ちに開始し、2024年までにすべての市場で展開します。
  2. 私たちは、未成年者の飲酒を望みません。未成年者に対し、アルコール飲料ブランドの延長であるノンアルコール商品を現在も将来も販売促進しません。
  3. デジタル領域がより多くの消費者が私たちと関わることを求めている場所です。未成年者のオンラインでのアルコールブランドの閲覧・やり取りを防止するため継続的に主要なデジタルプラットフォームと協力し、これまでの取り組みをさらに強化して厳格なオンライン・セーフガードを施行します。セーフガードは、2024年までにオンライン・アルコールマーケティングの少なくとも95%に適用され、できるだけ早い完全順守の達成を目的にします。
  4. 小売業者、卸売業者、販売業者にいっそうの協力を仰ぎ、地域の違いを考慮しながら、年齢確認のベストプラクティスの取り組みを世界規模で実施できるような方法を決めていきます。
  5. オンライン小売業者の役割が増してきていることを認識し、特にオンライン小売業者、郵便サービス、配送会社に呼びかけ、アルコール販売が合法な地域におけるアルコール飲料のオンライン販売・配送のグローバルな基準の策定に向けて協力を仰ぎます。

キリングループの事業環境においても、アルコールの有害摂取による健康課題など、企業への社会課題解決の期待が急速に高まり、対応が急務となっています。当社は、アルコールの有害摂取根絶(Zero Harmful Drinking)に向けた取り組みを着実に進展させ、次世代にお酒の文化を継承していきます。

キリングループは、「酒類メーカーとしての責任」を果たし、「健康」「地域社会・コミュニティ」「環境」という社会課題に取り組むことで、こころ豊かな社会を実現し、お客様の幸せな未来に貢献します。

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