「Tap Marché（タップ・マルシェ）」台湾での展開拡大 現地クラフトブルワリー3社の取り扱い開始

キリンビール株式会社（社長 堀口英樹）は、新しいクラフトビールの楽しみ方を提案する「Tap Marché（タップ・マルシェ）」を、海外で初めて2020年7月から台湾で展開してきましたが、この度2022年12月より新たに現地のクラフトブルワリーである、掌門事業股份有限公司(掌門精釀啤酒：ZHANGMEN　Brewery)、台灣谷季股份有限公司(酉鬼啤酒：UGLY HALF BEER)、蔡氏實業有限公司 (蔡氏釀酒精釀啤酒廠：Tsai's Actual Brewing）の商品の取り扱いを開始し、ラインアップを拡充し、台湾での展開を拡大します。

「Tap Marché」は、「Marché（市場）」のように、個性豊かで多様なクラフトビールと多くのお客様が出会い、気軽に楽しんでいただく「場」を実現することで、新たなビール文化の創造を目指す取り組みです。当社が開発した、1台で4種類のビールの提供が可能な小型のディスペンサーを設置することで、多様なクラフトビールをお楽しみいただけます。複数種類のクラフトビールを手軽に提供できる「Tap Marché」は高い評価をいただき、国内においては、2017年4月の首都圏1都3県での展開を皮切りに、2021年末時点では全国的な取り扱い規模となりました。日本国内でのクラフトビール市場の活性化と、ビール市場の魅力化に大きく寄与しています。

台湾におけるクラフトビール市場は、若年層を中心に支持が高まっており、クラフトビールを取り扱う店舗も年々増加し、クラフトブルワリー数は過去10年で約3倍※1に増えています。ビール市場構成比に占めるクラフトビールの割合も段階的に高まっており、2021年時点では日本の約3倍にあたる約5％※2となりました。クラフトビールの需要拡大により、飲食店にも幅広いクラフトビールラインアップが求められています。
当社は2020年7月から、「Tap Marché」初の海外展開を、当社のクラフトビールブランド「スプリングバレーブルワリー」の取り扱いにて開始しました。その後、2022年3月より現地ブルワリー龍昇釀造股份有限公司(金色三麥：SUNMAI)の2商品を追加しています。SUNMAIの販売チャネルを広げることで、直営店のみならずより多くのお店でSUNMAI商品を楽しめるようになり、お客様と商品の出会いの場を広げるとともに、タップ・マルシェはさらにその魅力が高まりました。
こういった背景を受け、今回新たに現地ブルワリー3社の商品を追加し、ラインアップを拡充することで、台湾のお客様にクラフトビールならではの個性と多様性を感じていただくとともに、日本のクラフトビールの品質の高さをしっかり伝えることで、両国のクラフトビール市場の活性化を目指します。
※1 台湾経済部への登記数を基にキリンビールにて計算（2011年と2021年との比較）
※2 キリンビール調べ。日本のビール類市場における2021年のクラフトビール割合は1.5％程度。

キリングループは、自然と人を見つめるものづくりで、「食と健康」の新たなよろこびを広げ、こころ豊かな社会の実現に貢献します。

台湾における「Tap Marché（タップ・マルシェ）」展開概要

1．名称：	「Tap Marché（タップ・マルシェ）」
2．展開開始月：	2019年11月よりテスト展開開始、2020年7月より本格展開開始。 2022年3月より現地ブルワリー　龍昇釀造股份有限公司(金色三麥：SUNMAI)の2液種をラインアップに追加。 2022年12月より現地ブルワリー　掌門事業股份有限公司(掌門精釀啤酒：ZHANGMEN　Brewery)、台灣谷季股份有限公司(酉鬼啤酒：UGLY HALF BEER)、蔡氏實業有限公司 （蔡氏釀酒精釀啤酒廠 ：Tsai's Actual Brewing)の計3液種をラインアップに追加。 （日本では2017年4月に展開を開始、2018年3月より全国展開開始）
3．展開エリア：	台湾の飲食店
4．展開ブランド：	■スプリングバレーブルワリー　6液種 「496」「Silk Ale」「JAZZBERRY」「Afterdark」「Daydream」「MURAKAMI SEVEN」 ■金色三麥（SUNMAI）　2液種 「HONEY LAGER」「MAGOU GOSE」 ■掌門精釀啤酒(ZHANGMEN　Brewery)　1液種 「Mountain Mist IPA」 ■酉鬼啤酒(UGLY HALF BEER)　1液種 「TOASTea Lager」 ■蔡氏釀酒精釀啤酒廠 (Tsai's Actual Brewing)　1液種 「LIQUID SUMMER GOLDEN ALE」
5．展開目的：	「Marché（市場）」のように、個性豊かで多様なクラフトビールと多くのお客様が出会い、気軽に楽しんでいただく「場」を実現することで、台湾のお客様の期待に応えるとともに、日本のクラフトビールの品質の高さをしっかり伝えることで、両国のクラフトビール市場の活性化を目指します。
6．容器について：	複数のクラフトビールの販売に適した3L小型ペットボトル容器を採用しました。
7．専用ディスペンサーについて：	1台で4種類※のクラフトビールが提供でき、省スペースで、容易に3L小型ペットボトル容器を交換できるディスペンサーです。飲食店が複数のラインアップの中から自店にあったクラフトビールを選ぶことが可能で、料理とクラフトビールを合わせた多様な提案ができます。また、取り扱うクラフトビールを変化させることで、お客様に選べる楽しさ、新しい発見を提供できます。 ※2タップタイプのディスペンサーもあり