国産ウイスキー上半期販売数量は前年比約5割増と好調！
年間販売目標を計画比約3割増の54億円へ上方修正

キリンビール株式会社（社長 堀口英樹）が販売する国産ウイスキーカテゴリーは、2023年上半期（1～6月）の累計販売数量が、市場※1を上回る前年比約5割増と好調に推移し、年間販売目標を年初計画の約3割増となる54億円へ上方修正します。今年２月にパッケージおよびコミュニケーションを刷新した「キリンウイスキー 陸（以下、「陸」）」は、同期間で前年比約4割増と大きく伸長しました。また、「ジャパニーズウイスキー 富士（以下、「富士」）」ブランドは5月に新発売した「キリン シングルモルトジャパニーズウイスキー 富士」も寄与し、「富士」ブランド計の上半期累計販売数量は前年の約3倍と大きく伸長しました。この2ブランドのけん引により、上半期の国内販売目標を達成しました。

2023年5月に開催された世界的な酒類コンペティション「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ（ISC※2：International Spirits Challenge 2023）」のジャパニーズウイスキー部門において、「キリン シングルモルトジャパニーズウイスキー 富士」、「キリン シングルグレーンジャパニーズウイスキー 富士」、「キリン シングルブレンデッドジャパニーズウイスキー 富士」の3品すべてが「ゴールド」を受賞しました。「キリン シングルグレーンジャパニーズウイスキー 富士」は4年連続、「キリン シングルモルトジャパニーズウイスキー 富士」「キリン シングルブレンデッドジャパニーズウイスキー 富士」は初のゴールド受賞となります。

下期についても、今年で操業50周年を迎える富士御殿場蒸溜所の魅力と価値を発信していき、ブランド強化を図ることで、より多くの方々へキリンのウイスキーをお楽しみいただける機会を創出します。

国産ウイスキー好調トピックス

① 「陸」2月のリニューアル以降、好調！

「陸」は、ご好評いただいている中味は変えずに、富士御殿場蒸溜所が追い求めてきた理想のウイスキーであることをお伝えすべく、パッケージには「品質」のイメージを高める「富士御殿場蒸溜所ロゴ」を新たに搭載しました。広告では富士御殿場を舞台に「富士の麓で追い求めてきた理想のウイスキーであること」をTVCMやデジタル広告を通して訴求。その結果、上半期の累計販売数量は前年比約4割増と過去最高の販売数量を記録しました。ブランド認知率も過去最高となる約4割に到達した他、「品質の良さを感じる」「おいしそう」といった主要なブランドイメージ項目も、昨年を上回るスコアとなりました。
飲食店での取り扱いも拡大し、2021年同月比較でも取り扱い店舗数が約10倍と大きく拡大を続けています。「陸」のハイボールをお飲みいただいたお客様からは、「陸」ならではの香味特長である「ほのかな甘い香りと澄んだ口あたり」が「食事を邪魔しないので、食事もお酒も楽しめる」など高く評価いただいています。

② 「富士」ブランドは新商品を中心に国内でも大きく伸長

「富士」ブランドは5月に「キリン シングルモルトジャパニーズウイスキー 富士」を新発売し、国内でも大変好評をいただいています。シングルモルトを発売したことで、シングルモルト・シングルグレーン・シングルブレンデッドのラインアップが揃い、多彩な原酒づくりを強みとする富士御殿場蒸溜所のフラッグシップブランドとして、さらなる市場拡大を目指します。
また、同月5月に発売した操業50周年を記念した世界3,000本限定製造の「キリン シングルモルトジャパニーズウイスキー 富士 50th Anniversary Edition」も大きな注目を集め、発売当日には富士御殿場蒸溜所に200名を超えるお客様が来場されました。ジャパニーズウイスキーの人気の高まりとともに、「富士」ブランドへのご支持もあり、抽選販売を行なったキリンの公式ECサイト「DRINX」でも、当選人数を大きく超える水準の申し込みをいただきました。
7月製造分からは「キリン シングルグレーンジャパニーズウイスキー 富士」、「キリン シングルブレンデッドジャパニーズウイスキー 富士」のパッケージリニューアルを実施し、蒸溜所の50周年を機に「富士御殿場蒸溜所ロゴ」を新たにパッケージに搭載した商品展開を強化します。

③ 富士御殿場蒸溜所操業50周年を記念したさまざまな取り組み

御殿場プレミアム・アウトレットへの期間限定ポップアップストアの出店

50周年という節目を迎えた富士御殿場蒸溜所とそこでつくられるウイスキーの魅力を、より多くのお客様に体験いただくため、同じ御殿場の地で年間延べ1,000万人のお客様がご利用される御殿場プレミアム・アウトレットに期間限定（5/23～7/9）のポップアップストアを出店しました。延べ来場者は約２万人に及び、多くのお客様に富士御殿場蒸溜所ならではのウイスキーづくりの魅力を体験していただきました。

JR御殿場駅前にポットスチルを寄贈、御殿場市の「水のまち」をPR

50周年を迎えた富士御殿場蒸溜所が操業開始以来ウイスキー製造に使用してきた大型のポットスチルを、JR御殿場駅箱根乙女口ロータリーに設置しました。富士山の伏流水を生かした市の魅力ある産業の1つとして、当社のウイスキー事業を市民や観光客に伝える新たなシンボルとして活用し、「水のまち」御殿場をPRしていきます。

※1：インテージSRI＋2023年1月―6月／推計販売規模 (金額)
※2：インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ（ISC）2023概要
イギリスの酒類専門出版社「ドリンクス・インターナショナル」が毎年主催している酒類品評会です。リキュール部門のほか、ウイスキー、ブランデー、ジン、ウォッカ、など各部門のカテゴリーからダブルゴールド、ゴールド、シルバー、ブロンズが選出されます。審査員は、酒類のスキルと知識を持った専門家が評価をブラインドで行うため、厳格な権威のある賞として知られています。

キリングループは、自然と人を見つめるものづくりで、「食と健康」の新たなよろこびを広げ、こころ豊かな社会の実現に貢献します。

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