トランジション・リンク・ローン実行のお知らせ
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2023年7月28日
キリンホールディングス株式会社
キリンホールディングス株式会社(社長 磯崎功典)は、2023年7月28日(金)にシンジケーション方式のトランジション・リンク・ローン※1による総額670億円の資金調達を実施しました。本ローンは、2022年12月更新の「キリン・サステナブルファイナンス・フレームワーク」※2に基づくものであり、当社がScope1とScope2の温室効果ガス(GHG)排出量削減に向けた取り組みとして推進する省エネ、および再生可能エネルギー関連のプロジェクトに充当する予定です。
1.本借入の目的及び背景
当社は長期的な環境取り組みの方針として「キリングループ環境ビジョン2050」を掲げており、気候変動対策においては“2050年までにバリューチェーン全体のGHG排出量をネットゼロにする”という目標を設定しています。
キリングループの事業はグローバルなバリューチェーンで構成されるため多様なGHG排出源が存在しています。当社のバリューチェーン全体のGHG排出量ネットゼロを達成するためには、段階的移行(以下、トランジション)が鍵になると考えており、トランジションロードマップを策定し2022年1月より運用を開始しています。当社は、トランジションへ向けた取り組みをファイナンス面でも進めるべく、2022年12月に国内の食品企業として初めてトランジション・ファイナンス関連指針等に適合したフレームワークを策定し、独立した第三者よりセカンド・パーティ・オピニオン※3を取得しました。
当社は、2050年までのネットゼロ実現を目指し、今後も社会と企業のレジリエンス強化へ向けた「キリングループ環境ビジョン2050」の実現に向け、脱炭素社会構築をリードすべく取り組んでいきます。
2.トランジション・リンク・ローン概要(予定)
借入人 | キリンホールディングス株式会社 |
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借入額 | 総額670億円 |
借入期間 | 5年:300億円・7年:370億円 |
借入時期 | 2023年7月 |
第三者評価機関 | DNVビジネス・アシュアランス・ジャパン株式会社 |
アレンジャー | 株式会社三井住友銀行 |
貸付人 | アレンジャーが招聘したシンジケート団 |
サステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(SPTs) | Scope1とScope2におけるGHG排出削減率(基準年度:2019年度) ※ローン期間中に複数のSPTsを設定 |
※1 トランジション・リンク・ローンとは、気候変動への対策を検討している企業が、脱炭素社会の実現に向けて、長期的な戦略に則った温室効果ガス削減の取り組みを行うにあたり実施するファイナンスの一種で、パリ協定の実現に向けた中長期的なクライメート・トランジション戦略に沿った目標設定を行い、達成に応じてファイナンス特性が変化するローン
※2 キリン・サステナブルファイナンス・フレームワークの詳細については、当社ホームページをご参照ください
https://www.kirinholdings.com/jp/impact/csv_management/sustainable_finance/
※3 セカンド・パーティ・オピニオンの詳細については、DNVビジネス・アシュアランス・ジャパン株式会社のホームページをご参照ください
https://webmagazine.dnv.co.jp/797
<参考> キリングループ環境ビジョン2050
https://www.kirinholdings.com/jp/impact/env/mission/
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