キリンのサッカー応援活動による社会的インパクトを初可視化
~SROI※1分析による数値化で活動価値を再認識。さらなる共創へ~
- CSV
2024年5月20日
キリンホールディングス株式会社
公益財団法人日本サッカー協会(以下JFA)オフィシャルトップパートナー※2のキリンホールディングス株式会社(社長COO 南方健志、以下キリン)は、JFAと協働し、キリンのサッカー応援活動に関する社会的インパクトの測定を初めて実施しました。近年、スポーツへの投資は社会課題の解決においても大きな意味を持つようになっています。今回、社会的投資収益率(”Social Return on Investment”、以下SROI)という指標を用いて、当社のサッカー応援活動が生み出す社会的価値を可視化する取り組みを行い、その価値を再認識しました。
※1 ステークホルダー参加型評価手法であり、事業実施により生じる社会的・経済的・環境的変化(便益)を、市場価値に当てはめて変化の価値を定量的に可視化するフレームワーク。SROIは費用に対してどの程度の便益が創出されたかを倍率で示すことができ、金銭価値に換算された便益を、事業実施にかけたインプット(費用)で除算することにより求めることができる
※2 キリンは1978年からサッカー日本代表を応援し、2023年1月より、オフィシャルトップパートナー
当社は、長年にわたってサッカー日本代表を応援し続けており、サッカーの応援活動を「人・社会とのつながり(コミュニティ)」の創出に寄与する活動として位置付けています。社会的インパクトの測定にあたり、ロジックモデル※3を作成し、さまざまなサッカー応援活動の中から、サッカー日本代表戦である「キリンチャレンジカップ」と、年齢、サッカー経験や障がいの有無に関わらず、皆で楽しめるウォーキングフットボールのイベントである「キリンファミリーチャレンジカップ※4」の2つにおいて、SROIを用いて評価※5しました。
※3 JFAが作成しているロジックモデルとの整合を図ったもの(出典:JFAサステナビリティレポート)https://www.jfa.jp/social_action_programme/SDGs_report.pdfPDF:6.7MB
※4 JFAとの価値共創活動である、走らないから性別や年齢、サッカー経験や障がいの有無に関わらず皆が楽しむことができるイベント
※5 当社からの情報提供・協力のもと、デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社(代表執行役社長:福島和宏)にて、外部専門家としての客観性と妥当性を重視し、分析
測定の結果、「キリンチャレンジカップ」は「人・社会とのつながり(コミュニティ)」の輪の広がりや前向きな気持ちへの変化、明日への活力につながるモチベーションへの社会的インパクトが大きく、8.0となりました。また、「キリンファミリーチャレンジカップ」は家族や仲間との絆の深まりに加え、年齢や性別による違いを受け入れる多様性などの価値が高く、1.4となりました。
この数値化を受け、当社のこれまでのサッカー応援活動への価値を再認識しました。今後も価値創出の活動を促進・拡大し、人と人がつながるこころ豊かな社会の実現に貢献します。
キリングループのサッカー応援への思い
当社は、1978年より45年を超えてサッカー日本代表を応援し続けています。2023年から日本サッカー協会オフィシャルトップパートナーとして、「SAMURAI BLUE(サッカー日本代表)」、「なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)」、「アンダーカテゴリー日本代表」、「フットサル日本代表」、「ビーチサッカー日本代表」、「サッカーe日本代表」「障がい者サッカー」を含む全てのカテゴリーを応援してきました。加えて、次世代育成などJFAの全ての事業を支援することで、キリンのCSVパーパスの一つである「コミュニティ」の取り組みとして、人々の心と体の健やかさをサポートします。
根底に、サッカーには「人と人、人や社会をつなぎ、世の中を元気にする力」があると信じ、「サッカーを通じた人や社会とのつながりにより、人の心を笑顔にしたい」という思いがあります。サッカーをする人だけでなく、応援する人、支える人など、サッカーに関わる全ての人にサッカーを通じた“つながり”を生み出しながら、これからも日本サッカー界の発展のために応援を続け、キリングループのコーポレートスローガン「よろこびがつなぐ世界へ」を実現していきます。
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