キリンビバレッジ・寒川町・茅ケ崎市・豊田通商が「ペットボトルの水平リサイクルに関する協定書」を締結

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2025年2月18日

キリンビバレッジ株式会社

キリンビバレッジ株式会社(社長 井上一弘、以下 キリンビバレッジ)と神奈川県の寒川町(町長 木村俊雄、以下 寒川町)、茅ケ崎市(市長 佐藤光、以下 茅ヶ崎市)、豊田通商株式会社(取締役社長 貸谷伊知郎、以下 豊田通商)は、循環型社会の形成および二酸化炭素の排出抑制を目的とした「ペットボトルの水平リサイクルに関する協定書」を、2月18日(火)に締結します。

キリンビバレッジは、本協定の下、寒川町、茅ヶ崎市で回収された使用済みペットボトルを粉砕・洗浄などの工程を経て、リサイクラーである豊田通商にてリサイクルPET樹脂に再原料化されたものを、新たなペットボトルにリサイクルし当社の一部商品に使用します。本取り組みは、キリンビバレッジ湘南工場(神奈川県高座群寒川町)が所在する自治体と協働することで、ペットボトルの地域内循環を目指します。本協定により、寒川町、茅ヶ崎市において排出される使用済みペットボトルのうち、年間約240tのペットボトルを水平リサイクルできる見込みです。また、市民・町民へのペットボトルの分別回収に関する啓発活動にも取り組んでいきます。

日本では、使用済みペットボトルは回収後に幅広い用途でリサイクルされています。2023年度の「ボトルtoボトル」(水平リサイクル)の割合は33.7%※まで高まっています。一度ペットボトル以外のPET製品に再生されたものをペットボトルに再生することは技術的に困難であることに加え、回収された使用済みペットボトルにゴミなどの異物が混在していることも「ボトルtoボトル」の推進を阻害する要因になります。リサイクルに適した良質な使用済みペットボトルを安定的に確保することが喫緊の課題です。さらに、プラスチックを循環し続ける社会の実現のためには、再生PET樹脂のコストを低く抑える必要があるため、回収スキームの効率化も課題となっています。当スキームを適用することで、良質な使用済みペットボトルの確保が可能となり、プラスチックが循環する社会実現に貢献します。
※ PETボトルリサイクル推進協議会 「PETボトルリサイクル年次報告書2024」

キリングループは、自然と人を見つめるものづくりで、「食と健康」の新たなよろこびを広げ、こころ豊かな社会の実現に貢献します。

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