キリンの知財活動が令和7年度 知財功労賞「特許庁長官表彰 知財活用企業(特許)」を受賞

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2025年4月18日

キリンホールディングス株式会社

キリンホールディングス株式会社(社長 COO 南方健志)は、経済産業省、特許庁が主催する令和7年度知財功労賞※1の知的財産権制度活用優良企業等表彰において、「特許庁長官表彰 知財活用企業(特許)」をキリングループとして初めて受賞しました。
※1 経済産業省 特許庁では、毎年、知的財産権制度の発展及び普及・啓発に貢献のあった個人に対して「知的財産権制度関係功労者表彰」、また、制度を有効に活用し円滑な運営・発展に貢献のあった企業等に対して「知的財産権制度活用優良企業等表彰」として、経済産業大臣表彰及び特許庁長官表彰を行っています。
産業財産権制度140周年記念「内閣総理大臣感謝状」の贈呈及び令和7年度「知財功労賞」の表彰について | 経済産業省 特許庁 (jpo.go.jp)
https://www.jpo.go.jp/news/koho/tizai_koro/2025_tizai_kourou.html

受賞者

キリンホールディングス株式会社

受賞のポイント

1.事業部門・研究部門の経営レベルでの連携

知財をサステナブルな成長実現の原動力と位置付け、各事業会社社長や研究所長と知財部門が対話する場を定期的に設定し、事業部門・研究部門と連携した知財活動を実現しました。

2.商品独自性の確保

食領域の事例では、高付加価値の新カテゴリーとして糖質ゼロ※2ビールを見いだし、事業・R&D・知財が三位一体となり商品化を推進しました。日本初※3の糖質ゼロビールとして新たな市場を創出するとともに特許網を構築し、「キリン一番搾り 糖質ゼロ」は販売開始から4年間で累計の販売数量が6億本(350ml缶相当)を突破しました※4。
※2 100ml当たり糖質0.5g未満のものに表示可能(食品表示基準による)
※3 ビールで糖質ゼロを実現した国内で初めての缶商品(Mintel GNPDを用いた当社調べ)
※4 キリンビール社 プレスリリース 2024年6月12日(水)
「キリン一番搾り 糖質ゼロ」発売から累計6億本突破! | 2024年 | キリンホールディングス (kirinholdings.com)

3.社外連携の推進

ヘルスサイエンス領域の事例では、「プラズマ乳酸菌」関連商品において、素材自体やサプリメントでの販売は自社で独占し、自社では十分提供できない食品などでの販売は積極的にライセンスすることで、お客様とのタッチポイントを増やしました。

受賞コメント

キリンホールディングス株式会社 常務執行役員R&D本部長 藤原 大介

この度は、知財功労賞「特許庁長官表彰」を賜り、大変光栄に存じます。キリングループは科学の価値を社会課題の解決につなげるCSV※5経営を標榜しており、知的財産はまさに技術を社会につなげる道しるべです。これからも幸福な社会の実現に向けて、最先端の技術を生み出し国力向上に貢献すべく一層邁進して参ります。
※5 Creating Shared Valueの略。社会と共有できる価値の創造

キリングループは、発酵・バイオテクノロジー分野における研究開発で培った技術力や知見を活用し、食領域、ヘルスサイエンス領域、医領域へと事業領域を拡大しています。各領域で創出された知的財産については重要な経営資産の一つとして位置づけ、特許権等を確保・活用しており、法順守のもと、お客様価値創出による差異化、事業の自由度確保を通じて、持続的な成長を目指しています。

キリングループは、自然と人を見つめるものづくりで、「食と健康」の新たなよろこびを広げ、こころ豊かな社会の実現に貢献します。

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