キリンは、紅茶農園が自然や人権に配慮しながら継続的に紅茶葉を生産できるように、2013年からスリランカの紅茶農園が持続可能な農園認証制度であるレインフォレスト・アライアンス認証を取得する支援を行っています。
2013年の支援開始から毎年現地訪問を行っていますが、今回は2016年1月11日から1月16日にかけて、スリランカのディンブラとキャンディー地区の紅茶農園を訪問し、現地確認を行いました。
ストーニークリフ農園ではキリンの支援でレインフォレスト・アライアンス認証を取得した農園に対して、そのことを示す記念の楯の贈呈式を行いました。
農園の入口では楽団と子供たちが出迎えてくれていました。また、レイを掛けられ、額には赤い顔料で印をつけてもらうなど、現地の風習に則った、心のこもった歓迎を受けました。
農園の会場では近隣の5農園のマネージャー達が集まり、楯の贈呈式が厳かに行われました。
また、スリランカ・フレンドシップ・プロジェクトの一環として、学校や農園附属の幼稚園に、図書や文具も贈呈しました。
学校に図書を届ける取り組みは2007年から開始したもので、第1期として既に5年間でのべ18校に寄贈した後、現在は第2期として5年間で100校に各100冊程度の図書を届ける予定にしています。
今回訪問したディンブラ地区にある学校では生徒全員が校庭に出て歓迎式典を開催して頂きました。学校の先生によると、図書寄贈が始まってから生徒たちの学力も上がり、上位の学校に進学する生徒も増えたとのことで、支援がお役にたてていることを実感しました。
幼稚園への文具贈呈では、3つの農園の附属幼稚園を訪問しました。現在、キリングループの工場で販売している茶葉商品の売り上げの一部を寄贈文具の購入に充てています。今回は、これに加えて、キリン・スクール・チャレンジに参加いただいた学校の学生のみなさんがイベントで物品販売をされた収益の一部も文具購入に充てさせていただきました。
どこでも子供たちが大歓迎をしてくれましたが、貰った文具をさっそく開けて絵を書きだした無邪気な子供たちの笑顔が印象的でした。
2013年から開始したスリランカの紅茶農園のレインフォレスト・アライアンス認証取得支援は、2015年末で既に累計70農園以上がトレーニングを開始、約30農園が認証を取得しています。キリングループでは、今後もより生産者と良いパートナーシップを築き、原料生産地の持続性向上のために取り組みを進めていきます。
(1) マシュケリア・プランテーションのハプガステン農園
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(2) アパラパサナ・プランテーションのバルモラール農園
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(3) コトガラ・プランテーションのストーニークリフ農園
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(4) カハラワッテ・プランテーションのクレイグヘッド農園
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※所属(内容)は掲載当時のものになります。