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2013年12月07日
2013年12月2日~7日に掛けて、支援先農園を訪問してきました。今回の訪問では、4日間で9つの紅茶農園を訪問しました。その中より3つの訪問先をご報告します。
まずは、コロンボ国際空港から車で4時間半掛けて到着したヌワラエリアのボガワンタラワ・プランテーションのロイノルンと言う農園です。
ここではキリンからの支援でレインフォレスト・アライアンス認証のトレーニングを行なっていますが、もうすぐ監査を受けるところまで進んでいました。
農園にはレインフォレスト・アライアンス認証の10の原則と紅茶園にいる野生動物の捕獲を禁止する看板が立っていました。
紅茶園の中にある学校の子供たちはとても人懐っこく、私達を見つけると寄ってきて手を振ってくれました。
農園には4,600人が住み、その中の900人が農園で働いています。マネージャーはロイノルンをスリランカで一番の農園にしたいと張り切っていました。一番というのは、経営的にもそうですが、農園に住んでいる人の住環境や子供たちの教育、作業員の安全や農園の生態系保全など、すべての分野においてということでした。左の写真は、生態系を守るためのルールを分かりやすく農園の方に理解していただけるように、キリンの支援で配布しているポスターです。
次に訪れたのはワタワラ・プランテーションのウォルトリム農園。この農園もキリンの支援でレインフォレスト・アライアンス認証のトレーニングを行なっています。
この農園では、太陽熱で温水を作って作業員のシャワーに使ったり、製造工程で出てくる紅茶葉の粉を固形燃料化してボイラーの燃料に使うなど、自然エネルギーを活用していました。また、認証基準に従って紅茶園の中や周辺に自然林を残しているので、レパード(ヒョウ)を初めとした多くの動物達が生息しているとのことでした。
最後がエルピティヤ・プランテーションのメデコンブラ農園。ちょうど、トレーナーのギリさんが、監査前の最終講習を行なっている所でした。農園のリーダーたちが熱心に聞き入り、活発な質問も飛んでいました。
キリンが支援して作った生態系に配慮した農業のためのポスターに熱心に見入っているリーダーたちが印象的でした。
※所属(内容)は掲載当時のものになります。
私たちキリングループは、新しい価値の創造を通じて社会課題を解決し、「よろこびがつなぐ世界」を目指しています。
価値創造モデルは、キリングループの社会と価値を共創し持続的に成長するための仕組みであり、持続的に循環することで事業成長と社会への価値提供が増幅していく構造を示しています。この循環をより発展させ続けることで、お客様の幸せに貢献したいと考えています。