[食領域]
遠野ホップ畑で生きもの観察会を開催しました
- 環境
2017年08月17日
2017年7月19日に遠野市立土淵小学校3年生18名を招いて、遠野のホップ畑で生きもの観察会を開催しました。遠野市とキリンが夏に行う共同イベントです。
2014年からの調査ではホップを栽培することが遠野の里地里山の保全につながっていることがわかってきました。ホップ畑周辺の生きもの観察会は、地元の子供たちにそのことを実感してもらうための取り組みです。
9時45分 開会式
松崎町高場地区のホップ畑に到着。遠野市商工観光課の荒井課長に開会のご挨拶をいただきました。そのあとは生きものの専門家による説明です。「へぇ~」という子供たちの感心する声が聞こえます。
10時00分 昆虫を捕まえる競争
班に分かれて10分間で何種類の昆虫をホップ畑の周りで捕まえられるか競争しました。一番多く捕まえた班には生きものをイラストした下敷きをプレゼント。捕まえた昆虫はまた草地に戻します。
10時20分 トラップの観察
(左)前日仕掛けたトラップを観察すると、たくさんの昆虫が集まっていました。
(右)捕まえたカミキリムシを耳に近づけるとキィキィと鳴く声が聞こえます。
10時50分 エコスタックに移動
(左)昆虫の住み家になるエコスタックを観察。そのとき「ヘビだ!」の大きな声が響きました。ヘビは昆虫や小さな動物の多いところにいるそうです。また林の中よりも陽のあたる草地の方がたくさんの生きものがいることも教わりました。
まだ小さいオオカマキリも見つけました。これから大きく成長します。
11時10分 ホップ畑の観察
ホップの畑の中で毬花を見つけました。こんなに近くで見るのは初めてです。
最後はみんなで今日の観察会について発表して終了です。
(一番目)遠野の大切な資産であるホップの栽培や農業全体に興味を持ち、将来の遠野の産業を担う児童を多く育てたいと語る阿部校長先生。
土淵小学校では、3年生から6年生までホップの授業を積極的に行っています。
(二番目)ホップ農家の方と校長先生。
専門家の説明を聞き何度も「へぇ~」という大きな声が聞こえました。ホップ畑の周辺にはたくさんの生きものが育まれており、里地里山であることを実感した夏の一日でした。
※所属(内容)は掲載当時のものになります。