キリングループは、純粋持株会社であるキリンホールディングスのもと、「食と健康」をドメインとした事業をグローバルに展開しています。酒類、飲料を扱う綜合飲料事業では、グループ各社、現地企業が一体となり、お客様や社会の声にしっかりと耳を傾け、様々なライフスタイルや価値観に合う商品やサービスを提供しています。医薬・バイオケミカル事業では、高度な技術とユニークな視点で独自の研究を進め、世界の人々の健康と暮らしに貢献する、高品質の製品を開発・提供しています。これらの事業を通じ、社会に新しい価値を提供することで、持続的な成長を実現していきます。
連結営業利益の事業セグメント別内訳は、非常にバランスの取れた構成になっています。この収益構造を基盤としつつ、市場成長性と収益性の観点から、事業ごとの戦略を定めています。グループの収益を支えるビール事業では、収益基盤のより一層の強化に取り組み、医薬・バイオケミカル事業では、積極的に研究開発費を投じ、中長期的に「飛躍的な成長」を実現します。低収益事業においては、強固なブランド体系、構造改革の加速により、利益ある成長を目指します。キリンホールディングスは経営資源の配分にメリハリをつけることで、グループとしての収益力を高め、持続的成長につなげます。