[食領域]
横浜工場のビオトープを含む公開緑地が「緑の都市賞(国土交通大臣賞)」と「みどりの社会貢献賞」を受賞しました
- 環境
2017年06月06日
キリンビール横浜工場は、生麦駅から徒歩約10分。工場見学の後に目の前に広がるみどり豊かな景色に驚かれるかもしれません。都市の中の工場とは思えないような、季節の移ろいを感じる草花が咲く散策路や地域の多様な生きものが棲んでいるビオトープがあり、一年を通じて多くのお客様に親しんでいただいています。
実は、横浜工場の緑地は日頃の取り組みや地域への貢献が認められ、公益財団法人都市緑化機構による「社会・環境貢献緑地評価システム」で2016年に「緑のオアシス」と認定されています。また、同時に第36回緑の都市賞(国土交通大臣賞)を受賞しました。
横浜工場のビオトープは、横浜市の生物多様性横浜工場計画「ヨコハマbプラン」の取り組みに賛同し、元からあった水辺や緑地を整備して2012年8月にオープン。地域の自然を熟知したNPO法人 鶴見川流域ネットワーキング等の協力を得て、地域と一緒に取り組みを継続した結果、2012年に確認できた生物種は、わずか10数種類ほどでしたが、2016年には120種類を超えています。特にトンボについては地域を代表する生息環境になっています。
さらに、横浜工場の緑地は、2017年4月、「第4回みどりの社会貢献賞」を受賞しました。長年にわたり育まれてきた緑地は、散策路や憩いの場として親しまれており、地域に生きもののにぎわいを取り戻す取り組みの拠点として、小学生の自然観察学習等に活用され、人と自然のつながりを体感いただく交流の場となっていることを評価いただきました。
2017年6月4日まで開催されていた全国都市緑化よこはまフェアの中でも、横浜工場の緑地は公式応援イベントに登録され、ビオトープ見学会を実施した他、横浜赤レンガ倉庫で開催されたワークショップでは、緑にちなんでホップの魅力を体験していただきました。 毎週日曜日には「自然のめぐみを感じるツアー」を開催し、ビールづくりとビオトープを見学いただいています。今春にはチョウが暮らすビオトープ(愛称:キリンバタフライガーデン)が完成。NPOスタッフによる生きもの観察付きの「スペシャルツアー」(毎月1回開催)もますます充実しています。
公共交通機関でのアクセスもよいキリンビール横浜工場で、豊かなみどりの中でビールを楽しんだり、身近に生きもののにぎわいを感じることができるビオトープを見学してみませんか。
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