キリンビール

2024年5月31日

主力ブランドの強化と高付加価値商品の育成により、
グループの中核事業として収益貢献をしていく

主力ブランドの強化と高付加価値商品の育成により、グループの中核事業として収益貢献をしていく

  • キリンビール 2023年実績 売上収益 6,481億円 事業利益 729億円 キリンビール 2024年計画 売上収益 6,766億円 事業利益 735億円

  • キリンビール 2023年実績 売上収益 6,481億円 事業利益 729億円 キリンビール 2024年計画 売上収益 6,766億円 事業利益 735億円

2023年振り返り

  • 2023年10月のビール類酒税改正に向けて主力ブランドの投資強化をしました。狭義ビールでは、「一番搾り®」ブランドリニューアルなどにより堅調に推移したことに加え、業務用市場の回復も追い風となり、販売数量が増加しました。
  • クラフトビールについては、「スプリングバレー」ブランドのラインアップを拡充するとともに、流通企業やクラフトブルワリーとも連携し、クラフトビールの売場拡大を進めました。
  • 原材料価格の高騰に対しては、継続したコスト削減や価格改定で対応しました。
  • 売上収益は、業務用回復による家庭用需要減の影響を受けビール類を中心に販売数量減となりましたが、価格改定に伴う売上単価向上により増収となりました。
  • 事業利益は、原材料価格高騰に加え、中長期的なブランド育成に向けマーケティング費を増加させましたが、価格改定効果の発現や運搬費の改善により増益となりました。

2024年計画

  • 2026年のビール類酒税一本化を見据え、主力ブランドへの投資を強化します。市場全体で伸長が予想される狭義のビールは、「一番搾り®」ブランドに加え、17年ぶりの新ブランドである「キリンビール 晴れ風」を上市することで幅広いお客様のニーズに応えていきます。
  • 発泡酒、新ジャンル、RTDカテゴリーにおいては、各主力ブランドの地位をさらに強固にし、狭義ビール以外の需要に応えていきます。クラフトビールや国産洋酒、ノンアルコールなど限界利益率が高いカテゴリーを拡大することで収益性向上を図ります。
  • ビール類やRTDなど各カテゴリーで数量増を図り増収を目指します。ビール類酒税一本化を見据えマーケティング投資を強化しますが、ビール類を中心に販売数量増を実現し増益を図ります。
  • 継続が予想される原材料価格高騰には、2023年10月の価格改定効果により相殺できる見込みです。
  • 物流トラック台数削減や輸送効率向上により物流24年問題の影響を最小限にしていきます。

事例

17年ぶり新ブランド「キリンビール 晴れ風」を発売

2023年10月のビール類酒税改正以降、狭義ビールカテゴリーは伸長を続けています。

当社は主力の「一番搾り®」ブランドに加え、17年ぶりの新ブランドである「キリンビール 晴れ風」を発売しました。「晴れ風」は、現代のお客様の嗜好を捉えた、ビールとしてのうまみや飲みごたえがありながら飲みやすい、新しいおいしさが特徴です。また自社の収益貢献だけでなく、「晴れ風ACTION」により売上の一部を昔からビールを楽しむシーンを彩り、お客様の笑顔をつくってくれた、お花見や花火などの日本の風物詩を守る活動に寄付します。 

キリンビールは狭義ビールカテゴリーで市場を上回る成長を実現するだけでなく、発泡酒・新ジャンルも含めて多様なブランドで多様なニーズに応えてビール類全体での成長を実現していきます。