キリングループについて
2024年5月31日
キリングループのビジネス
キリングループは、祖業のビール事業を通じ、1世紀以上にわたって磨き続けてきた「発酵・バイオテクノロジー」を起点に、食・医・ヘルスサイエンスの3領域で事業を展開する、世界的にもユニークな事業ポートフォリオをもつ企業です。
食領域
祖業であるビール事業を中心に、現在も基盤となる事業領域です。1990年代以降にはアジア・オセアニアを中心にグローバル展開を加速させ、高い付加価値を有するブランドを数多く製造・販売しています。
食領域(酒類事業)
主要な子会社
- キリンビール(他8社)
- ライオン(他47社)
- フォアローゼズ
食領域(飲料事業)
主要な子会社
- キリンビバレッジ(他10社)
- コーク・ノースイースト
医領域
ビール製造で培った微生物・細胞の研究から発展した技術にバイオテクノロジーを掛け合わせ、1980年代に医薬品の研究開発を開始しました。今ではグループの主要事業にまで発展し、バイオ医薬品を中心としてグローバルに事業を展開しています。
主要な子会社
- 協和キリン(他46社)
ヘルスサイエンス領域
食領域における自然由来の原料や、発酵・培養の研究を進める中で、プラズマ乳酸菌をはじめとした身体に有用な物質を数多く発見してきました。これらの資産を活用し、今後のグループの成長の柱として育成していく事業領域です。
主要な子会社
- ブラックモアズ
- 協和発酵バイオ(他10社)
3つの領域全ての根底にある「発酵・バイオテクノロジー」
ビール醸造から生まれた発酵・培養を制御する技術は、バイオテクノロジーとの融合によって、乳酸菌をはじめとするさまざまな微生物の培養に応用され、ヘルスサイエンス領域におけるさまざまな有用物質(機能性物質)の発見・抽出につながっています。さらに、医薬事業における動物細胞やヒト細胞の培養にも活用され、グループの技術力の基盤となっています。
開示セグメントの変更について
2023年度決算発表より、開示セグメントをグループの戦略に合わせて「酒類」「飲料」「医薬」「ヘルスサイエンス」の4つに整理しました。「ヘルスサイエンス」には、健康関連が多い事業会社のみを含めることとし、酒類事業・飲料事業の健康関連商品の売上・利益は含めません。
詳しくは、以下もご参照ください
キリンホールディングス株式会社 Kirin Holdings Company, Limited
本社所在地 | 〒164-0001 東京都中野区中野四丁目10番2号 中野セントラルパークサウス |
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代表取締役会長 CEO 最高経営責任者 | 磯崎 功典 |
代表取締役社長 COO 最高執行責任者 | 南方 健志 |
設立 | 1907年2月23日 |
従業員数 | 977人(単独)、30,183人(連結) |
証券コード | 2503(上場市場=東証プライム) |
連結子会社 | 171社 |
持分法適用会社 | 30社 |
CSV経営
「CSV」とは、Creating Shared Value(共通価値の創造)の略で、2011年にハーバード大学のマイケル E. ポーター教授とマーク R. クラマー氏が提唱した概念です。社会的ニーズや社会問題の解決に取り組むことで社会的価値の創出と経済的価値の創出を実現し、成長の次なる推進力にしていくという考え方です。
企業方針
グループ経営理念
社会における永続的、長期的なキリンの存在意義
お客様の求めるものを見すえ、自然のもつ力を最大限に引き出し、それらを確かなかたちとして生み出していくモノづくりの技術。私たちは、こうした技術によって、お客様の期待にお応えする高い品質を追求してきました。これからも、「夢」と「志」をもって新しいよろこびにつながる「食と健康」のスタイルを一歩進んで提案し、世界の人々の健康・楽しさ・快適さに貢献していきます。
“One KIRIN” Values
キリングループの一員として大切にする考え方、気持ち
熱意
自由な発想で、進んで新しい価値をお客様・社会に提案することへの我々の熱い意志。会社やブランドに誇りを持ち、目標をやりきる熱い気持ち
誠意
ステークホルダーの皆さまのおかげでキリングループは存在しているということへの感謝の気持ち、謙虚な気持ちで確かな価値を提供し、ステークホルダーに貢献するという誠実さ
多様性
個々の価値観や視点の違いを認め合い、尊重する気持ち。社内外を問わない建設的な議論により、「違い」が世界を変える力、より良い方法を生み出す力に変わるという信念
コーポレートスローガン
お客様や社会からみたキリンの存在意義をシンプルに表現したもの